プロでも票がバラける結果に…ポイントは将来性

「不動産のプロがマイホームを購入したい街」1位は?

2016.05.04 WED


「分譲マンションを購入したい街」1位は中野。近年は大学キャンパスの誘致や駅前再開発で沸いており、その将来性が注目を集めている 写真:pretty world / PIXTA(ピクスタ)
アラサーともなれば、「将来の夢」とはいわず、現実的にマイホームの購入を検討し始めている人もいるだろう。“購入”とするなら、物件のスペックはもちろん、その地域のことをよく知ったうえで選びたいところだ。ただ、交通面、買い物環境、子育て事情、街としての将来性など、さまざまな観点がありすぎて、素人には絞りづらいもの。

ならば、街の事情に精通する「プロの本音」を聞いてみたい! ということで、不動産関連の仕事に従事する30~50代の男女147人にアンケートを実施(R25調べ・協力/ファストアスク)。首都圏限定で「マイホームを購入したい街」について、分譲マンションと戸建ての両方について聞いてみた。

まずは分譲マンションについて。「価格などを考えない場合、現在、将来性も考えて『分譲マンションを購入したい』と思える街はありますか?」と聞くと、66人が「ある」と回答。その具体的な街は、以下のようなラインナップとなった。

【不動産のプロが分譲マンションを購入したい街ランキング】
1位 中野(4票)
2位 豊洲(3票)
2位 麻布(3票)
2位 代官山(3票)
5位 吉祥寺、麹町、品川、渋谷、東京、茗荷谷、目黒、六本木(各2票)

なお、それぞれの街を選んだ理由を見てみると…、

・田園都市線や東急よりも、ビジネスを考えた場合、やはり中央線の新宿、東京を結ぶ核と思えるエリアがいい。(中野/51歳・男)
・再開発に伴う生活圏の質の向上(中野/50歳・男)
・築地移転と東京オリンピックで人気が出てきているから(豊洲/50歳・女)
・都会的でグローバルで資産価値が高い(麻布/50歳・男)

などといったところ。東京五輪や再開発といったすでに見込まれている事業に目を向ける声や、引き続き資産価値の高そうな高級住宅地を選ぶ人がいた。なお、「自分が分譲マンションを購入するとしたらどんな条件をポイントにしますか?」という問いに対しては、「駅近」という条件が最も多かった。将来的な売却や賃貸物件として運用することも見越し、借り手のつきやすい訴求ポイントを意識しているようだ。

では、戸建ての場合はどうか? 同じく「価格などを考えない場合、現在、将来性も考えて『戸建てを購入したい』と思える街はありますか?」と聞くと、「ある」と回答したのは56人。分譲よりやや数字が低いのが気になるところだ。また、街への票は分譲マンション以上に割れ、最多得票2票で「蒲田」「北千住」「吉祥寺」「国立」「品川」「新宿」「茗荷谷」と7つの街が並ぶ結果になった。

全体的な傾向としては、都心の街が多く挙がった分譲マンションに比べ、「戸建てなら多少郊外がよいから」「庭付き、大きめの風呂のある住宅がよい」といった理由で、都心の一歩外側を選択する人が多数。それでも、都内という線は譲れないようだ。

短期間での住み替えが容易な賃貸と違い、家を買ってしまえばそう簡単に引っ越しはできない。永住してもよいと思えるくらいの街かどうか、じっくり見定めたい。

(榎並紀行/やじろべえ)

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