40代のアク抜きダイエットテク

実は脂がいい!? 牛と豚、筋肉に“効く”肉はどちら?

2016.06.09 THU


筋トレに励む人なら、誰もが筋肉をつけやすいとされる食事メニューを意識するはず。たんぱく質を豊富に含む肉を積極的に摂るのが効果的ということは容易に想像できるし、中でも脂肪が少ない鶏肉がよいということは一般にも知られているが、外食や会食で食べる機会が多い牛肉と豚肉を比べた場合、どちらが筋肉に“効く”のだろうか? 意外と知られていない牛肉や豚肉の、筋肉に対する効能について専門家に聞いた。

■■今回のアドバイザー
六本木ボディプラントラボ所長
足立光さん

フィジカルトレーナーとして、プロ競技者から格闘家、モデル、芸能人などを指導してきたダイエット、ボディメイクの達人。最近ではタレントのLiLicoさんを3か月で肉体改造させ、コンテストに入賞させた。自身も、50代を超えて脅威の肉体を維持している。

■肉の脂を摂っている人と、摂っていない人では血管の柔軟性が変わる

足立さん「まず最初に言っておきますと、私自身は牛、豚どちらも摂ってますし、食べ方や部位にもそれほどこだわりません。牛肉と豚肉では部位による差はありますが、一番大きな違いは脂肪です。牛肉の脂肪の溶ける温度(融点)が40~50度で、豚の融点30~45度よりも高く、さらに鶏肉は30度と低く、脂が柔らかいのはこのためです。ただ、和牛に関しては融点が輸入牛よりも低いので肉が柔らかいといわれてます。

これまで肉の脂身=体に悪という定説が一般的でしたが、一概にそうとも言い切れません。というのも、つい最近までは鳥獣肉類の脂の飽和脂肪酸は動脈硬化の原因とされてきましたが、最新の報告で日本人を対象とした研究結果では、『鳥獣肉類の脂を摂っていない人は、血管がもろくなる』という発表がされたからです」

■40代から生産量が落ちるテストステロンは、脂質からつくられる

足立さん「また、肉の脂をカットし過ぎると、体がホルモンをつくらなくなってしまいます。ホルモンは闘争心とか、様々なものに影響があるのですが、特に40代からは男性ホルモン(テストステロン)の生産量が落ちてきます。例えば、ともに減量中で、糖質カットと脂質カットをしている人を比べた場合、後者のほうがテストステロンの生産量が落ちます。ホルモンは脂質からつくられるので当たり前の話なんですけど。極端に脂を摂りすぎない食生活は、男性の更年期障害などにも関係してくるので、あまり賛成できないんですね。

では、牛と豚ならどちらがいいか? といえば、確かに諸説ありますが、どちらかに限定もできません。どちらのほうが優れてるということでもないし、牛肉には鉄分や抗酸化作用のあるカルニチンが多く含まれ、豚肉はビタミンB1が豊富、鳥の胸肉にはイミダペプチドという持久力に効果のあるペプチドが豊富に含まれ、効果も栄誉価もそれぞれです。

ただ、面白いのは、体を鍛えている人たちは皆『牛がいい』って言うんですよ。もちろん鶏の胸肉なども良いですが、豚と牛の比較で筋肉をつくることだけを考えると、牛のほうが、より筋肉が発達するような印象があります。少なくとも私の周りのスポーツ選手たちは、牛と豚なら圧倒的に『牛』派が多いですね」

■最後にアドバイザーからひと言

「いくら肉の脂身を摂っていいと言っても、脂質と炭水化物を両方好きなだけ摂っては太る一方です。脂質を摂りたければ、炭水化物を減らす。これが原則です」

記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト