2020年の実用化目指し、いよいよヒトへの臨床応用へ

「ハゲがいない時代」到来? 再生医療の研究に歓喜

2016.07.17 SUN

噂のネット事件簿


研究チームは、器官再生において世界をリードする技術力を持つという
画像提供/antoniogravante / PIXTA(ピクスタ)
京セラ、理化学研究所、オーガンテクノロジーズの三者は、毛髪を生み出す「毛包器官」を再生することで「脱毛症」を治療する再生医療技術を共同で研究することを7月12日に発表。2020年の実用化を目指すという現実味を帯びた内容だったこともあり、ネットでは、薄毛に悩む人たちを中心に歓喜の声が広がっている。

チームリーダー・辻孝氏を中心とする研究チームは2012年、毛包器官のもととなる細胞群「毛包原基」を再生する技術を開発。これを毛のないマウスに移植すると、毛包器官へと成長し、マウスにおいて毛を再生できることは実証済みであるという。今回の共同研究発表では、いよいよヒトへの臨床応用に向けての研究をスタートさせ、三者の得意分野を生かして実用化を目指すとのこと。

Twitterには、

「株を買って応援したい。はやく実用化してもらいたい。なんなら、治験も厭わない」
「間に合わなくなってしまいます早くして下さいお願いします何でもしますから」
「これは…がんばってください。期待してます」
「京セラがハゲ治療始めるのか。男としてこれは期待したい」

と、期待する声が多数投稿されていることからも、毛髪を再生する技術がいかに待ち望まれたものだったかがうかがえる。さらに、

「将来は『ハゲ!?それって何!?』って時代が来るかもしれません」
「今の学生がハゲはじめる頃までには、お金さえあればハゲは治せる時代になりそう」

と、早くも薄毛の人がいなくなる時代が予見されるほど、大きな盛り上がりをみせている。

実用化された際には、患者の毛包から幹細胞を採取して加工、その後に移植する方法が取られるという。特に数が多いとされる男性型脱毛症には、医療機関で少数の毛包を採取し、受託製造会社で、その毛包から幹細胞を分離、培養、増幅させるようだ。なお、マウスでの実験において、再生された毛は通常の毛髪と同様に、伸びては抜け、生え変わるという周期を繰り返すことが確認されているとのこと。

日本全国で1800万人以上が脱毛症に悩むともいわれるなか、大きな希望をもたらした今回の発表。近い将来、本当に“薄毛の恐怖”から解放される日が来るかもしれない。
(山中一生)

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