解禁へ進む理由に「?」の浮かぶ人続出

「液体ミルク解禁」に向けた議論 怒りの理由

2016.10.20 THU

噂のネット事件簿

育児が楽チンになる商品の解禁議論に怒りの声が
海外で普及している幼児用の液体ミルクについて、菅義偉官房長官は10月17日、「(解禁の)検討が行われる」と、発言。ネット上では歓迎の声があがる一方で、怒りの声も寄せられている。

現在、日本で販売されている幼児用ミルクは、粉末を熱湯で溶かしてから飲ませる粉ミルクだけだ。一方、海外で売られている液体ミルクは、パックで売られており、そのまま飲ませることができるうえに、常温での保存も可能。国内では食品衛生法や安全性、さらにメーカーが「需要を見通せない」としていることから、これまで販売されていなかったが、解禁に向けての議論が本年度中にも始まる予定だ。

液体ミルクの解禁を求める声は以前からあがっていたものの、議論が進むきっかけとなったのは、今年4月に発生した熊本地震だ。大きな被害に襲われた現地には、海外からも多くの救援物資が届けられたが、フィンランドからは液体ミルクが到着。水が出なくてもそのまま飲める液体ミルクは現場で重宝され、解禁を求める声は一気に広まっていた。また、無菌充填製法という特殊な製法で作られており、安全性の課題もクリアできるといわれている。

解禁に向けて議論が進むことに対し、ツイッターには、

「液体ミルクが国内で製造・販売に進むのは本当に嬉しい」
「よかった! やっと解禁ですね。ずっと運動されている方が何人かいましたが、震災時などの非常時はもちろん、町中のコンビにで液体ミルクが買えれば、育児はまったく違ったものになるかもしれない」(原文ママ)
「そういや液体ミルク解禁になりそうなの良かった、使うか使わないかは別として選択肢としてあると有難いよね~」

と、喜びの声があがっており、メーカーが不安視している需要の問題は、心配ないように思われる。しかし、解禁が進む理由について、

「女性の社会参加を推し進めている安倍政権としては、男性の育児参加を促していく狙いがある」(朝日新聞)
「内閣府の男女共同参画会議はこのほど、諸外国と比べて家事や育児をする時間が短い男性の意識改革に向け、専門調査会を設置。液体ミルク解禁に関しても議論する」(中日新聞)

といった見方が示されたため、

「男性の育児参加の為だとさ。女性の育児負担軽減の為には認可しなかったのにっていう。さすがのジェンダー後進国」
「粉ミルクを男性が作るのは大変だから認可するけど、女性が作るのは当たり前だから認可されなかったということかしらね」
「液体ミルク。解禁されたら楽になって嬉しいけど、解禁理由の主軸が男性が育児に参加しやすいように~なのがモヤモヤ ~。母親が楽になるようにじゃないんだねぇ…」

など、怒りの声も方々から噴出。せっかく利便性が高い商品が解禁されるというニュースにもかかわらず、水が差されてしまい、歓迎ムード一色には程遠い状況となっている。

(金子則男)

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