特に女性に症状が出やすいらしい

痛む人は要注意! 20代に顎関節症が多いって本当?

2016.10.21 FRI

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ちなみに、顎関節症は欧米人には少なく、顎が小さめのアジア人のほうが多いそうです
写真:MM4 / PIXTA(ピクスタ)
口を開く時にカクンという音がする、痛みを感じる、口を大きく開きにくいなど、顎関節に何らかの症状がある「顎関節症」。日本顎咬合学会が2002年に行った調査によると、顎関節症患者の割合は男性9.9%、女性17.3%で、女性のほうが有病率が高かったといいます。特に若年層に症状を訴える人が多いそうですが、それはなぜなのか、池袋かおり歯科クリニックの歯科医・今野香織医師に聞いてきました。

「顎のトラブルを訴える方は10代後半から20代くらいの方に多いですね。その理由として、若い人は顎の骨がまだ成長過程にあるからだと言われています。顎関節症になる原因としては、ストレスによって無意識のうちに食いしばったり、歯ぎしりをしたりすることにより顎関節に負担がかかることがあげられます」

また、20代のころは、仕事を始めたばかりでストレスを強く感じる人が多く、それにより食いしばりや歯ぎしりが増えることも、若い人に顎関節症が多い原因とも言われているそうです。

そもそも顎関節症は、上顎と下顎の骨の間にある「関節円板」という組織に、過剰な力が加わり、関節円板がずれることによって起こります。では、顎関節症になった場合の治療法とは?

「年齢を経るにつれ、顎の骨も安定し、自然と症状が和らぐ方が多いので、日常生活に支障がなければそのまま様子を見ればいいでしょう。しかし、痛みを感じたり、痛くて口が開かなかったりするなどの症状がある場合には、歯科医を受診することをお勧めします。まずは、寝ている間にマウスピースを使うことで、食いしばりや歯ぎしりなどによる顎への負担を軽減します。これで症状が良くなる方も多いです」

同時に、昼間の仕事中など集中している時に食いしばっている人も多いそうなので、食いしばらないように意識するよう、指導されることもあるそうです。

「ごく稀に、顎の骨の大きさや形、位置の異常によって引き起こる『顎変形症』が原因となっていることもあるので、その場合は、顎の骨の位置を正しく戻す手術が行われる場合もあります」

顎関節症は、基本的には一般の歯科医でも治療が可能ですが、治療を行っていないクリニックもあるので、予約の際に顎関節症の治療もしているか、確認してみましょう。また、歯科医で治療しても痛みが続くなど、症状が重い場合には口腔外科や顎関節外来などを紹介してもらうとよいそうです。

(相馬由子)

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