妊娠後は食べ過ぎないほうがいいという説も…

妊活中に「レバー」を食べるといいって本当?

2016.11.24 THU

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妊娠初期は、つわりがひどいとまともに食事が摂れないことも。それにより貧血が悪化する人もいるとか
写真:Julenochek/PIXTA(ピクスタ)
妊活中には“レバー”を食べるといい、と聞いたことはありませんか? しかし、ひとたび妊娠したら控えたほうがいいという話もあります。それはなぜなのか、産婦人科医の疋田裕美先生に聞きました。

「レバーは鉄分の含有量が高く、妊娠するとなりやすい貧血を予防します。そのため、妊娠前にあらかじめ意識して摂取しておいたほうがいいのです。しかし、レバーに含まれているビタミンAは、過剰に摂取すると体に害を及ぼすことがあります」

ビタミンAを過剰に摂取すると、脱毛や皮膚の乾燥、骨の弱化、激しい頭痛などが起こるそうです。妊娠初期に過剰摂取してしまうと、胎児の奇形などにつながることがあるので注意が必要です。

また、レバーに含まれている葉酸や亜鉛も、妊活中に多く摂取したほうがいい栄養素と言われています。

「葉酸は、妊娠初期の赤ちゃんの発育に大切な栄養素として、最近よく知られるようになりました。不足すると、赤ちゃんの脳や脊髄が正しく成長できなくなる『神経管閉鎖障害』の発症率が高まるというデータが出ています。葉酸は妊娠がわかってから摂ったのでは遅いため、妊娠を希望している女性は、日頃からサプリメントなども取り入れて、多く摂るようにしましょう。また、亜鉛も細胞分裂を活発にし、赤ちゃんの発育を促す栄養素と言われています」

なお、葉酸を多く含んでいるそのほかの食品としては、アスパラガスやモロヘイヤ、ブロッコリー、ほうれん草など緑色の野菜、納豆などです。亜鉛は牡蠣や牛肉などにも多く含まれます。

妊活中にいいと言われている食べ物の多くは、妊娠しやすくするというよりも、妊娠後、順調に赤ちゃんを育てていくために必要な栄養素ということだったのですね。

また、妊活に必要だからといって同じものばかり食べるのは逆効果と疋田先生。1日の摂取量の目安を大きく超えない範囲で、バランスよく摂ることが大事だそうです。

(相馬由子)

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