40代のアク抜きダイエットテク

寝ても疲れが取れない人は「隠れ不眠」の可能性アリ!

2016.12.10 SAT


睡眠時間はたっぷりとっているはずなのに、寝ても寝ても疲れがとれない…という人は、もしかすると「隠れ不眠」かもしれない。自分が隠れ不眠に当てはまるのかのセルフチェックとその対策を、睡眠の専門家として活動する作業療法士の菅原洋平さんに伺った。


■■今回のアドバイザー
作業療法士
菅原洋平 


国立病院機構にて、脳のリハビリテーションに従事。その後、脳の機能を活かした人材開発を行うビジネスプランをもとに、ユークロニア株式会社を設立。現在、ベスリクリニック(東京都千代田区)にて薬を使わない睡眠外来を担当するかたわら、企業研修を全国で展開し、その活動はテレビや雑誌などでも注目を集める。著書は、13万部のベストセラーとなった『あなたの人生を変える睡眠の法則』(自由国民社)、『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』(文響社)など多数。


■寝付きがいい人こそ「隠れ不眠」の可能性アリ!?

菅原さん「『寝つきは良いので睡眠に問題はない』と考えている方はいないでしょうか? 実は、自分では問題ないつもりでも、良質な睡眠が取れていない『隠れ不眠』であるケースは意外に多いです。

1.十分な時間眠っているはずなのに疲れがとれない
2.朝スッキリ起きられないなど、寝ているつもりでも日中いまいち頭が冴えない

これらの状態は隠れ不眠の可能性アリ。意外なところでは

3.ベッドに入るとあっという間に眠れる

というのも、慢性的な睡眠不足の兆候で注意が必要です。起床から4時間後に、あくびが出る、ぼーっとする、体がだるいといった眠気に関する兆候があるかをチェックしてみて下さい。起床4時間後というのは本来、人間の脳の活動が活発になり1日の中で最も頭が冴える時間帯です。この時間に冴えないということは、睡眠の質が悪い『隠れ不眠』であることが多いのです」


■電車内での居眠りは「隠れ不眠」を招く悪習慣


菅原さん「隠れ不眠による不調の数々は、睡眠を向上させることで解決できます。症状に合わせた対策を取っていきましょう。

1.眠ったのに疲れがとれない
これは、深部体温のリズムが乱れているサイン。深部体温とは内臓の温度のことで、高くなるほど元気になり、低くなるほど眠くなります。通常は、起床11時間後に最高になり、起床22時間後に最低になりますが、例えば夕方に帰宅中の電車で居眠りをしてしまったりすると、夕方には上がるはずの深部体温が下がり、夜眠るときに下がるはずの体温が下がらなくなる、その結果、深く眠れなくなってしまいます。大切なのは、夕方にはできるだけ眠らないようにすること。平日どうしても電車で眠ってしまうという場合は、休日の夕方にあえて体を動かすことを意識して、夕方に体温が上がりやすい体作りをしていきましょう。

2.朝起きられない
自律神経の乱れによるケースが多いです。通常の睡眠では、起床する3時間前から『起床物質』とも呼ばれるコルチゾールが分泌され、血圧や血糖値が高められることでスッキリ起きられます。しかし、自律神経が乱れていると、起床準備が十分整わずに目覚めが悪くなってしまいます。自律神経を調整するには、入浴時にひざから下に水とお湯を交互に3回かけることが有効です。

3.すぐに眠れる
慢性的な睡眠不足状態の可能性あり。忙しくてなかなか睡眠時間を確保できないときには、『累積睡眠量』をかせぐことを試してみましょう。1日たった15分だけ早寝をしただけでも、それを1か月継続すると、7.5時間の睡眠を余分にかせぐことができます。5分や10分の早寝でも累積量を増やす意味があるので、コツコツと積み上げていきましょう」


■仕事中のうっかりミスは「隠れ不眠」の症状かも?


菅原さん「『隠れ不眠』のリスクは、なんといっても仕事の生産性への影響が大きいこと。『仕事中に居眠りをしてしまうほど眠くはならない』という人でも、文書の同じ行を2回読んでしまう、パソコンの入力ミスを繰り返すなどのちょっとしたエラーを起こすことがあると思います。これは『マイクロスリープ』といって、ほんの数秒、睡眠の脳波が出ている状態です。このマイクロスリープの後に、いわゆるヒューマンエラーである、大きなミスが生じます。

働き盛りの40代以降は、『何もしなくてもぐっすり眠れる』という考えから『自分で自分の睡眠をつくる』という発想に変えていくことが大切です。仕事に支障をきたさないためにも、自分のライフスタイルに合った睡眠を、自分でつくっていきましょう」




■最後にアドバイザーからひと言


「充分眠っているはずなのに眠った感じがしない、疲れがとれない、日中に頭が冴えない、うっかりミスをする、など『病院にかかるほどではない不調』を感じている人は非常に多いです」


記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

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