生理が重い人が服用することも…

ピルでの生理日調整、将来妊娠しにくくなったりしない?

2017.02.09 THU

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医師とよく相談した上で服用すれば、不妊などにつながることは無いというピル。上手に使って、悩みを解消したいものですね
画像:hanako/PIXTA(ピクスタ)
旅行や出張、大事な会議などに生理がぶつかり、ピルで生理をずらしたことがある、という人もいると思います。でも、生理周期を無理やり変えるのは、体に影響があるのではないか、または、将来的に不妊につながったらどうしよう…と心配する声も。ピルで生理日をずらすと、副作用はあるのでしょうか? 産婦人科医の疋田裕美先生に聞きました。

「生理日前後の数日~数週間、一時的に服用して、生理を早めたり、遅れさせたりすることができるピルは、将来的に不妊につながるなどの副作用はありません。しかし、あまりに頻繁に行うのはおすすめできませんね」

その理由として、疋田先生いわく「人間の体はリズムを持っています。リズムが崩れると体調を崩しやすいもの。生理周期も1つの体のリズムと考えれば、それを無理やり崩すのは体に負担になることがあると考えられるからです」とのこと。ピルはそもそも医師の処方箋がないと購入できないものなので、しっかりと医師と相談しながら服用するのが大切だそうです。

また、生理痛がひどい、生理が重いなどの理由で生理日を調整したいということなら、毎日服用するタイプの“低用量ピル”を使うのも1つの方法だとか。

「低用量ピルは、避妊のために服用するものと思われがちですが、排卵が抑制されるので生理も軽くなり、生理周期も整います。そのため、生理が重い方が服用するケースもあります。生理周期が整えば、次の生理がいつ来るのか予測できるため、旅行などであれば、その日を避けて予定を組むことができますね」

ただし、こちらも医師の処方箋がないと購入できないため、まずは婦人科で相談するのがいいとのこと。また、飲み始めると不正出血がある人もいるそうなので、定期的に受診することが重要だとか。

「低用量ピルも、まったく副作用が無いというわけではありません。血栓症のリスクが上がることがわかっているので、肥満や偏頭痛持ちの方、たばこを吸う方などは服用できない場合もあります。そのため、何かあったらすぐに受診できるかかりつけの婦人科を見つけて、医師とよくコミュニケーションをとりながら服用するようにしてください」

もちろん、定期的に子宮がん検診を受けることも、低用量ピルを服用している人にとっては大切だとか。不正出血をした時に、副作用なのか、他の病気のせいなのか見分けがつきにくいためです。

ピルの服用も、きちんと医師の管理のもとで行えば、むやみに怖がることは無さそうです。まずは行きやすい婦人科を見つることから始めてみましょう。

(相馬由子)

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