40代のアク抜きダイエットテク

市販薬が控除対象になるセルフメディケーション税制

2017.03.17 FRI


2017年の1月より新たに始まった「セルフメディケーション税制」。対象となる市販薬を一定額以上購入することで、年間の医療費控除の対象になるという。概要と注意点を株式会社Money&You代表取締役社長、頼藤太希さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
株式会社Money&You 代表取締役社長
頼藤太希さん
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。メディアなどで投資に関するコラム執筆、書籍の監修、講演など日本人のマネーリテラシー向上に努めている。著書は「一番わかる 確定拠出年金の基本のき」(スタンダーズ)、「税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法」(河出書房新社)など多数。日本証券アナリスト協会検定会員。

■市販薬を年間1万2000円以上買えば控除対象になるセルフメディケーション税制

頼藤さん「これまでの医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円を超えないと申告できませんでした。しかし2017年1月からそのハードルが下がり、市販薬の費用が1万2000円を超えた場合も所得控除が適用されるようになっています。それが、セルフメディケーション税制です。別名『スイッチOTC薬』の所得控除ともいいます。『スイッチOTC』とは、従来は医師の処方箋が必要だった医療用医薬品のなかから薬局やドラッグストアで購入できるよう、一般用医薬品に転用されたものです。

セルフメディケーション税制を利用するためには、申告する本人が確定申告の対象となる年に、インフルエンザなどの予防接種、定期健康診断、特定健康診査、人間ドッグやがん検診などのうち、いずれか一つを受けていることが条件です。健康維持や疾病予防のために一定の取組をしている人のみが、控除を受けられます」

■ロキソニンなどビジネスマンにおなじみの市販薬も対象商品に

頼藤さん「飲み会の多いビジネスマンは、頭痛薬や胃腸薬が必須だという人も多いかと思います。そうした市販薬も制度の対象です。たとえば、テレビコマーシャルでおなじみの胃腸薬『ガスター10』、鎮痛剤の『ロキソニンS』、抗アレルギー薬の『エスタック鼻炎24』、花粉症治療薬の『アレグラ』などが該当します。いずれも副作用が少なく、使用実績があるもので1000種類以上が控除対象です。

対象商品の一覧は、厚生労働省のHPで確認できます。識別マークが付いている商品もありますが、法定義務ではないため、まだ表示していないケースも多いようです。その際は、対象商品かどうかを店頭で聞いて確認してください」

■医療費控除との併用はNG。どちらがお得か確定申告前に計算を

頼藤さん「注意点としては、スイッチOTC薬は、従来の医療費控除の対象にもなりますが、セルフメディケーション税制と、両方を適用することはできません。そのため、どちらかの控除を選択することになります。

確定申告をするにあたり、1年分のスイッチOTC薬と医療費の支出をそれぞれ計算して、どちらで申告するのがお得なのか、計算してみるとよいでしょう」

■最後にアドバイザーからひと言

「対象商品の領収書やレシートをもらったら、ファイルかボックスにまとめておくことをオススメします!」


記事提供 / 素晴らしきオトナたちへ。モテるオトナの悦びを。[editeur エディトゥール]

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト