イライラをラクに、で『イララック』

ダジャレ風ネーミングで薬も気楽に買う時代!?

2004.07.15 THU

周囲の呆れ顔にも気づかず連発する上司に辟易して、お愛想笑いに顔がひきつることもあろうが、ダジャレは一般に“社会の潤滑油”として認知される存在だ。うまくビジネスに活用せよ、と説く本もあり、これぞまさに使い様と言える。

そんなダジャレの効用を、大いに生かしているのが市販薬の分野だ。最近では街のあちこちにドラッグストアが建ち、医師の処方箋なしで気軽に買える薬も増えているが、驚いたことに冗談としか思えない名前の薬や医療用品が目立つ。

たとえば下痢止め薬で「ストッパ」や「ピタリット」、シミを消すクリームの「ケシミン」、熱を下げるシートで「冷えピタ」、おなかの調子を整えてガスの発生を抑制する「ガスピタン」、風邪でのどが痛いときに貼る「カゼピタン・ ハップ」、水虫用のスプレー「ミズムズ」など、思わずさまぁ~ず張りに「ストッパかよっ!」などと突っ込みたくなるダジャレ風ネーミングばかり。病気というシリアスな場面で使う薬にこれでいいのか? と思いもするが、逆に笑える名前だから、気軽に買えるというわけだろう。

そうしたなかで登場してきたのが「イララック」。4種類の植物由来の生薬エキスを有効成分とした、高ぶった気持ちを落ち着かせる“鎮静剤”だ。鎮静剤や安定剤などといわれると何やら仰々しくて少し引いてしまいそうな気もするが、「イララック」というダジャレ風ネーミングで、「ストッパ」や「ガスピタン」と並んで売られていたら、簡単に手が出そうではないか。「ドリエル」の大ヒットで市販の睡眠改善薬が市民権を得た今、「イララック」から鎮静剤や安定剤といった薬がお茶の間レベルで認知される日も遠からず、かもしれない。

しかし上司や得意先のさむ~いダジャレの連発でイライラが募り、ドラッグストアに走って「イララック」を買う、というのは皮肉な気もするが。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト