ついに映画がまるごと「おまけ」に!!

フィギュア系だけじゃない!!進化する食玩ワールドの現在

2004.07.29 THU

それまで単純に子どものものだった玩具付き菓子=食玩業界に『チョコエッグ』が風穴を空けたのが99年。年々その市場規模は順調に拡大しているかと思いきや、実は02年頃をピークに頭打ち状態で、やや縮小傾向にさえあるという。それでも市場規模は約560億円前後をキープしている。

懐かし系アニメ主題歌CDをおまけにしたり、村上隆やダウンタウン松本の考案したキャラクターをフィギュア化したものを付けたり。アイドルのDVD付きカップ麺なんてものもあった。だが、ついに映画まるごと1本を収録したDVD付き食玩が登場。カバヤ食品『水野晴郎シネマ館』だ。

おなじみ水野晴郎氏がセレクトした全10作品は「キリマンジャロの雪」(主演:グレゴリー・ペック)や「片目のジャック」(監督・主演:マーロン・ブランド)など、いわゆる名画ばかり。最初と最後には水野氏による解説を収録、リーフレットも同梱。しかも1個315円税込みという驚くべき価格を実現している。ちなみに『お菓子』部分はチューインガム。

「実は今回のラインナップは、すべて著作権フリーの映画。とはいえ、版権を管理している会社ときちんと使用権を契約し、低価格で販売することが可能になりました」(カバヤ食品企画一部)

森永製菓でも、名作映画の映像+映画音楽を収録したCD‐ROM付きの『ベストヒッツ!ハリウッドチョコフレーク』を8月17日から関東甲信越などで発売。すでに北海道・東北地区では好評を博している。米国パラマウント社の名作から各2作品、シークレット含め全24作品のハイライト映像などを10分前後収録して、価格は315円。こちらも話題を呼びそうだ。

食玩の強みは、コンビニやスーパーという超強力な流通ルートと売場を持つこと。おもちゃメーカーに限らず、ルートを持たない業界にとっては、お宝が眠る鉱脈なのだ。ビックリするような異業種からの参入や共同開発は、まだ続きそうだ。

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