痩せたのではなく下痢だった…!?

ダイエットに大人気の「にがり」は摂り過ぎに注意!

2004.09.09 THU

「痩せた!」と思ったら、ただの下痢。排出された便と水、そのぶん軽くなっただけだった…。ダイエット効果のある健康食品として人気の「にがり」に、痩身効果を論証する確実な根拠・文献等はないとして、独立行政法人国立健康・栄養研究所は、ホームページ上で摂り過ぎに注意を呼びかけている。“サプリメントなどによる過剰摂取は下痢を起こす”というのである。

にがりとは、海水を日に当てたり煮詰めたりしたものから、塩を除去した透明の液体。飲み物や料理に数滴たらして摂取する。にがりには5大栄養素のひとつであるミネラル、つまりマグネシウムやカリウムなどがたっぷりと含まれており、ミネラル不足の現代人にぴったりの健康食品。さらに、肌のシミやくすみをとる効果があり、にがり入りの石鹸や化粧水も人気である。

で、なんで下痢するの?という本題だが、 原因は、にがりの主成分であるマグネシウム。マグネシウムは、医薬品では下剤として使用されているのだ。前出の研究所は、マグネシウムを摂り過ぎた下痢による体重変化は一時的なもので、人体に必要な水分の減少による見かけの変化だとした上で、「下痢を起こす程、にがりやマグネシウムを過剰摂取することは、エネルギー源となる糖質や脂質だけでなくビタミンやミネラル等の吸収も阻害される」「摂取量を間違えて重大な健康被害が出た事例もある」と警告している(同研究所HP)。

とはいえ、くれぐれも誤解しないでほしい。にがりもマグネシウムもそれ自体は体にいいのであって、悪いのは摂り過ぎである。しかも、同研究所によると、「通常の食品に含まれるマグネシウムは多量に摂取しても、健康障害は少ない」そうだ。注意すべきは健康食品やサプリメントなどによる過剰摂取である。厚生労働省が定める1日の摂取目安量は80~300mg。成分表示を確認して摂取したいものだ。ま、便秘解消には摂り過ぎるぐらいがいいけどね。なんて趣味の悪い冗談です。深謝。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト