「用を足す」だけじゃない進化系!

糖尿病の危険度がわかる「尿で健康管理できるトイレ」

2004.12.22 WED

トイレはもはや「用を足す」道具だけにとどまらない。あなたの日々の健康管理までしてくれる、というトイレが発売されたのだ。

東陶機器(TOTO)が開発した「ウェルユーII」は、尿を自動でサンプリングして糖尿病の危険サインを表す「尿糖値」が測定できるシステム。専用機を洋式トイレに取り付けると、用を足すだけで手を汚さずに測定ができてしまう画期的な商品だ。生活習慣病といわれる糖尿病。毎日の「恒例行事」であるトイレタイムを有効に利用し、気楽に自己管理ができる。

えっ? まだ若いR25世代にとっては無縁の話だって? いえいえ、糖尿病は若年化も進んでいるし、何より問題なのは「予備軍」の人たちが急増していることだ。初期段階では自覚症状がないのが糖尿病の怖いところで、予備軍も含めた患者の約85%が治療せずに放置している状態(厚生労働省調査より)とのデータもある。

TOTO健康商品事業開発部グループリーダーの磯誠二さんによれば、そんな「糖尿病になりかかっている人」がこの商品のターゲットなのだという。

「糖尿病予備軍の人たちは毎日測って自己管理することが予防につながります。だから毎日必ず使う『トイレで検査』のスタイルがいいのです」

医療用具の認定を受けているので、価格はお高め。本体23万5000円と施工費(ロータンクタイプ対応の場合は1万円)がかかる。現在は首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)で販売中。主に企業や病院、フィットネスクラブなどに置かれている。

カギを握るのは、病気の危険信号をキャッチする酵素でつくった「バイオチップ」を組み込んだセンサー部(3600円)。4カ月に1回ぐらい取り換えればOK。糖尿病以外の病気を調べられるセンサーも技術的には開発可能で、需要があれば「座るだけで体の健康状態が全部わかっちゃうトイレ」の実現も夢ではないとか。

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