育毛・発毛剤が再び大人気

「遺伝子作用」で本当に薄毛・脱毛は防げるのか

2005.02.10 THU

薄毛といえば男のもっとも根源的な悩みのひとつである。ある調査によると、薄毛・脱毛で悩む男性は1千万人以上。20代から50代の男性のうち、実に約6割が自分の髪の毛が薄くなることを心配しているという。

そこで、最近やたらと活性化しているのが育毛・発毛剤市場だ。実をいうと、数年前まで育毛剤は低迷状態にあった。髪の悩みは普遍的にもかかわらず、かつて大ヒットした「リアップ」(大正製薬)の売り上げは陰りが見え、740億円の売り上げを誇った市場全体も伸び悩むなど右肩下がりだったのだ。ところが、一昨年から昨年にかけて資生堂やライオン、第一製薬や大正製薬など各社が相次いで新商品を投入。どんどん売り上げを伸ばし、04年は5年ぶりに市場が拡大する見通しだという。

じゃあ、どうして育毛剤は元気を取り戻したのか。その理由はズバリ「遺伝子」。実はいま主流になっているのは遺伝子関連商品、つまり遺伝子レベルの研究で生まれたものがほとんどで、たとえば資生堂の「薬用アデノゲン」は髪の成長を促す遺伝子を増やす物質、アデノシンの配合を売りにし、またライオンでは、マウスを使った実験で血管の形成を促すエフリンというタンパク質に毛根の数を増やす作用があることを突き止めたと発表。このため遺伝子作用で髪の毛が増えるかもしれない、と薄毛で悩む男たちが期待を寄せているのだ。

もっとも薄毛男性は悩みが深いぶんだけ疑い深い。本当に効くのかよ、というのが正直なとこだろう。そもそも脱毛は遺伝子や男性ホルモン、ストレスなどが原因とされているが、そのメカニズムも完全に解明されているわけじゃない。ただはっきりしていることもあって、それは男性ホルモンやストレスとともに、頭皮の毛細血管の血行が大きく影響するということ。考えてみれば、いくら育毛剤を使っても頭皮が清潔でなければ意味がない。頭皮をよく洗って清潔にし、血行をよくする――。これが脱毛予防の第一歩なのだ。

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