男気100%使用?

キミは今話題の「男前豆腐」を知っているか!

2005.03.17 THU

「男前豆腐」。スーパーの店先で若奥さんが頬をぽっと赤らめながらも思わず手を伸ばす(ちょっと妄想入ってますが)、そんな心憎いネーミングの豆腐で今注目を浴びているのは茨城県の三和豆友食品。他にも「ドンドコドーフ」「厚揚げ番長」など男気全開のラインナップで年間50億円以上を売り上げる。これらユニークな商品の企画を手がけるのは同社の伊藤信吾さん(36歳)。

「ウチはもともと3丁100円の豆腐を作る、大安売りの工場だったんです。でもスーパーの豆腐売り場なんて、お客さんの滞留時間は数秒の世界。いくら美味しくても存在感がないと、気づいてすらもらえないでしょう。そう思って数年前から今のような商品戦略に変えました」(伊藤さん)。価格はやや割高にもかかわらず、店頭での注目度は予想以上。昨年7月に販売を開始した最新作「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」は、1チェーンで7000パックを売り上げる日もあったという。もちろん、理想の大豆を探して北海道まで視察に行くなど、商品名以上に味へのこだわりも大きい。

豆腐の製法は昔から変わらない。水に浸した大豆を細かく砕いて煮沸、搾り機で「豆乳」と「オカラ」に分離させる。豆乳のほうに凝固剤(にがり)を入れてそのまま固めたものが絹ごし豆腐、いったん崩してから、型に入れて成型し直したものが木綿豆腐だ。こうした製法は人の手による作業が中心となるため、豆腐工場は家内工業的な中小企業が多く、販売額の伸び悩みや後継者問題(60歳以上の事業主が半数を超える)などで全国的に減少傾向にある。

そんななか、同社の躍進は業界的にも明るい話題だといえるだろう。「豆腐屋の限界に挑戦したい」と語る伊藤さんは、じつは現社長の息子。当然後を継ぐものと思ったら、「独立して神戸の六甲にまったく新しいタイプの豆腐屋を出します。今は6月のオープンに向けて準備中。会社名は男前豆腐店有限会社です!」というから、こちらの展開も楽しみだ。

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