コンビニでも入手可能!

あなたの“意思”が誰かを救う「臓器提供意思表示カード」

2005.03.24 THU

知らなくても全然困らない。でも、君がそれを知れば、どこかの誰かが救われるかもしれない…。なんて。まるで、ドラマの宣伝文句みたいですが、そんな素敵なコトって、実は案外身近にあったりするものなんですよ。

例えば、写真でも紹介しているこのカード。コンビニ(一部店舗を除く)でも簡単に入手できる、ごくごく“ありふれた”ものだけど、その存在を知っている人って、かなり少ないんじゃないでしょうか? 名前は「臓器提供意思表示カード」。読んで字のごとく、臓器移植を必要とする(日本臓器移植ネットワークに登録された)患者さんへ、自分の臓器を提供するかどうか、という意思を表示するためのカードです。脳死、あるいは心臓が停止した死後に、自分のどの臓器を提供するか/しないか、という意思が書き込めるようになっており、万が一の場合には、カードの記載をもとに提供の手続きが進められる、というわけ。

「つっても、別に臓器とか提供したくないしなぁ…。関係ないよ、やっぱし」

まぁ、大半の人がこのような意見だとは思います。しかし、このカードの裏面をよく見てほしい。意思表示の選択肢には、ちゃんと「私は、臓器を提供しません」という拒否の意思を示す項目があるんですね。つまり、提供の意思がない人だって、これを持っていればある意味安心、ってこと。無関係じゃないんです。もちろん、このカードはあくまでも“意思表示”のためのものだから、「提供する」を選んでも、“提供者リスト”みたいなものに登録されるわけじゃない。また、最終的に家族の承諾がなければ提供は行われないし、気が変わったら、いつでもカードの内容を書き換えたって構わない。医学的、法的な問題を含め、決して簡単に考えられない臓器移植のコトですが、今もどこかで移植を必要としている人がいることは紛れもない事実。無料で気軽に手に入る、このカードをきっかけにぜひ一度、家族や恋人と一緒に考えてみたりするといいかも、ですね。

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