病気と健康の間を示すキーワード

躍進中の中国で流行する「亜健康」ってなんだろう?

2005.11.17 THU

別に、病院に行くほど具合が悪いわけじゃないんだけど、なぁんか気分が悪い。ていうかズバリ、これじゃ仕事はできないなぁ。

なんて。毎日シャカリキに働いてりゃ、誰でもそんな体調になるときがあるもの。しかし、それを会社の人に説明するのって、すごく難しいですよねぇ。ということで今回は、そんな微妙な体調を表現するキーワードが、最近中国で流行している、という話題をご紹介しますよ。

そのキーワードとは「亜健康(あけんこう)」。熱帯と温帯の中間にある気候を亜熱帯と呼ぶように、亜健康とは即ち、病気と健康の中間を示す健康状態のこと。急速な経済発展の結果、過労やストレスに悩まされるサラリーマンが増えた中国の都市部では、なんと人口の7割以上が亜健康に該当しているといわれ、亜健康状態を治療する施設や、脱・亜健康のためのグッズが続々と登場しているんだとか。ちなみに、亜健康の“症状”として挙げられているのは、倦怠感や不眠、肩こり、頭痛、胃腸の調子が悪いなど。要するに、本誌読者の大半が感じている“なんとなく”の不調感は、すべて亜健康の証拠、ともいえるのである。

「みんなが亜健康だからといって、それを当たり前とするのは大変危険なことです。中国で亜健康が問題視されているのは、その状態を放っておけば、確実に深刻な病気になってしまうから。病気を治すのはとても大変ですが、亜健康のうちなら、ちょっとした体調管理で健康を回復できます。つまり亜健康という概念を知ることで、病気から身を守ることができるのです」(『脱・亜健康宣言!』の著者・柯彬氏)

日本でもブームのサプリメントやヨガ、整体などは、脱・亜健康の知恵として中国でも重宝されているとのこと。確かに、病気になったら仕事どころじゃないわけで。これからは会社のためにも、むしろ積極的に、こう言おうじゃありませんか。

「今日は亜健康なので、お休みします!」

…やっぱり気まずいか?

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