鳥インフルエンザの変異型!?

「新型インフルエンザ」騒動あわてる前にできることは?

2005.11.24 THU


11月11日、世界的な大流行が噂されている「新型インフルエンザ」対策の行動計画が厚生労働省から出されるや否や、新聞各紙には、「治療薬の国家備蓄を強化」「大流行時には国内非常事態宣言を発動」といかめしい見出しが目立った。一方、有望な治療薬とされる「タミフル」への注目と同時に、国と自治体との備蓄の負担問題、副作用の問題が取り沙汰されて、意見が割れている。

「新型インフルエンザ」とは、従来のインフルエンザウイルスと、毒性の高い鳥インフルエンザウイルスとが人や豚の体内で交じり合って、遺伝子が組み替わることにより出現するといわれる未知の疾患のことである。ウイルスの型が従来と違うため、発生すればワクチンの製造が間に合わず、世界的な大流行を巻き起こすといわれている。厚労省は、最悪の場合64万人にものぼる死亡者が出ると予測している。

インフルエンザなどの相談窓口を開設しているNPO法人バイオメディカルサイエンスによると、「一連の報道の翌日には、昨年の倍にものぼる問い合わせがありました。新型のウイルスが検出されたわけではないのに、もうすでに存在するものだと勘違いしている方もいます」という。相談員に、私たちが最低限できる予防法もうかがった。

・うがい(紅茶や日本茶がお勧め)、手洗い
・マスクの使用(ウイルスの侵入は防げないが、のどの湿度を保つなどの利点がある)
・ワクチン接種(通常のインフルエンザ対策も重要。できれば12月上旬までに)

もちろん効果は限定されるが、かかりにくくできる。また、咳をするときにマスクをしたり口元をハンカチなどで覆う「レピストラリー・エチケット」は、感染してしまった人が周囲の人に感染させないようにする効果がある。自衛と他者への気配りの両面から、一人でも多くの人が予防の習慣をつければ、被害を縮小化するのに役立つ。「タミフル」うんぬんの前にできることがあることもお忘れなく!

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