実は特効薬もあるんです!

その頭の痛み、「片頭痛」じゃないですか?

2005.12.01 THU

頭痛に悩んでいるけど、仕方がないとあきらめている人はいませんか? もしかしたら、それは「片頭痛」かもしれませんね。 片頭痛とは、頭の片側が強く痛むケースの多い、吐き気も伴う、出る日と出ない日がある“慢性的な”頭痛のこと。患者が30代の働きざかりに多いのも特徴だ。

「片頭痛患者の3分の1は寝込み、4分の3は生活に支障が生じています。人口1万人につき毎日10人寝込む計算です。そのために健康寿命(平均寿命から日常生活を大きく損ねる病気やけがの期間を差し引いて算出)を2、3年縮めるとされています。片頭痛によって、日本では、年間約3000億円の経済損失が見込まれています」(間中病院・間中信也院長)。頭だけでなく、経済的にもイタイ話なのだ。

実は片頭痛には特効薬があるのだが、医師によって、片頭痛と診断されなければ処方されない。しかも、頭痛専門医でないと、二日酔いなどの頭痛と区別が難しく、現状では正しく診断されないことが多いのだ。日本の医療はハイレベルというが、片頭痛に関してはかなり悲惨な状況で、せっかくの特効薬も、これでは宝の持ち腐れである。

では、ここまで読んで、もしかしたら片頭痛かも…と思った人はどうしたらいいのだろうか?

この状況を改善すべく、先ごろ、鳥取大学などの研究グループを中心とする頭痛医療推進委員会が約1年かけて開発した、「片頭痛簡易質問票」(左図参照)が発表された。過去3カ月以内の頭痛に対し、質問の2項目以上が“ときどき”もしくは“半分以上”なら陽性、つまり片頭痛の可能性が高い。「患者さんが自己評価して、これを持参して受診していただくと効果的です」(鳥取大学医学部附属脳幹性疾患研究施設・脳神経内科・竹島多賀夫助教授)。陽性の人を、実際に専門医が診断したところ、約91%が本当に片頭痛だったそうである。

自己評価が気になったら、質問票片手に頭痛外来へ行ってみてはいかが?

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