冷凍食品が熱い!? いや、クールだ!

便利なだけじゃない本格的な冷凍食品が人気

2006.06.29 THU

冷凍食品といえば手軽で簡単、安いけど、メニューは大体決まっていて味もまあまあ…というイメージしか持っていないとしたら、あなたの認識はちょっと古いかもしれない。

そう、最近の冷凍食品は以前と比べ、いろいろな意味で様変わりしているらしいのだ。食品業界向け専門誌「月刊食品包装」の編集部に話を聞いた。
「まず、ターゲットが広がっています。中高生が母親の作るお弁当に入った冷凍食品を食べるという従来パターンから、今は20~30代の大人、さらに中高年層が、夕食で普通に冷凍食品を食すようになっています。理由は、メーカー側の努力により、おいしくてバリエーション豊かな商品が提供され始めたからです。舌の肥えた大人向けのメニュー、家庭では作るのが面倒な味が誰にでも再現できる、そして安全。そんな新タイプの冷凍食品が売れだしているんです」

JTが発売する「いまどき和膳」シリーズも、そんな新しめな冷凍食品のひとつだ。従来、冷凍食品売り場には、コロッケ、ハンバーグなどの洋食、またはシューマイ、ギョーザなどの中華の商品ばかりが並んでいた。もっとさっぱりした「和」ジャンルの冷凍食品など、まず見つけられなかったのだ。そこで、ナスやレンコン、豆腐など和の素材を使ったメニューが考案され、本格的な「おふくろの味」が楽しめる冷凍食品シリーズとして売り出された。

振り返ってみれば、冷凍食品が本格的に普及し始めたのは昭和40年代。東京オリンピックや大阪万博の開催に伴って世界から多くの人々が訪れ、その食材を供給するために冷凍食品が大量に消費されたのがキッカケとする説もある。その後、電子レンジが登場して、冷凍食品は爆発的に広まった。

つまり、冷凍食品を日常的に食べて育った子どもたちは、とっくに大人になっていたわけである。そうした世代に向けた冷凍食品が出てくるのも必然――「冷凍食品クンもようやく大人になったんだね」ということなのかもしれませんね。

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