英検の中高生ポスターにも登場!?

日本人がつくったアメリカン・アニメが面白い!

2006.08.24 THU

たまたま書店で見かけた英検のポスター。そこには、『シンプソンズ』『サウスパーク』を彷彿とさせるキャラクターが描かれている。実はこれ、『The World of GOLDEN EGGS』(以下、GE)というアニメだが、このDVD作品をチェックしてビックリ! なかなか一筋縄では説明できない不思議なアニメなのだ。

物語の舞台は、伝説の街ターキーヒルズ。人の話を聞かない女子高生、脱走した七面鳥など、基本的には一場面当たり二人のキャラの日本語での掛け合いで進行されている。その会話は「ボケ」「ツッコミ」で、ベタベタな関西弁やダジャレも連発。妙にシュールなコメディが展開されているのだ。

なぜ、こんなへんてこりんなアニメが英検の中高生用ポスターに採用されたのだろうか。日本英語検定協会に問い合わせてみると、「まずは英検に親しんでいただく狙いがありました。内容云々というより、キャラ重視で採用しています」(広報担当)

翻訳者の柏原瑛美さん(株式会社インヴィジョン代表)にGEを観てもらったところ、「英語の難易度は子供の会話レベルでしょうか。日本語音声と英文字幕もかなり食い違っていますね」とのこと。

さらに詳しく調べると、実はこのアニメ、いかにもアメリカンな雰囲気なのに、日本人がつくったというのだ。本作品の制作を手がける株式会社プラスヘッズ代表の臺 佳彦さんは、こんな裏話を教えてくれた。

「GEは漫才の構造をベースに、訳語の直接的な意味よりも言葉のリズムを重視しました。このアニメはまず、声優の二人の声を録音しています。台本はなく、すべてアドリブです。これをもとに映像をつくり、英語字幕をつけました。音楽のリズムなどをミックスさせて、とにかく会話のテンポを意識しています」

確かに、GEには言葉遊びの楽しさがぎっしりと詰まっている。この作品を見れば、敷居の高そうな英会話がもう少し身近に感じられるかも?

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