ミナミマグロの漁獲割当量が半減

牛丼クライシスに続き、マグロ丼もピンチなの!?

2006.11.16 THU



写真提供/時事通信
先月、日本のミナミマグロの年間漁獲割当量が来年から半減されるというニュースが報じられた。「げげげ、もしかしてマグロの値段が高騰して、気軽に食べられなくなるの?」なんて、心配した人もいるだろう。マグロは日本人に大人気の食材。牛丼クライシスに続き、マグロも危機を迎えるのか?

「日本のマグロの供給量のうち、ミナミマグロの占める割合はわずか3%。漁獲割当量が半減されても、すぐに一般の食卓からマグロが消えるような事態はないでしょう」(水産庁国際課・坂本孝明氏)

日本のマグロ総供給量は54万9000トン。そのうち、ミナミマグロの供給量は1万6000トンで、主要5種(ランキング参照)のなかでは最も少ない。実際、スーパーなどで売られている刺身の中に天然のミナミマグロを見つけるのはけっこう大変だ。ミナミマグロはトロも多く、最高級のクロマグロに次ぐ高級食材。使用しているのは高級な料亭・寿司店が中心なのだ。

「今回の決定は、将来もミナミマグロを安定して供給するための対策。資源の回復が見られれば、また漁獲割当量が増える可能性もあります」(坂本氏)

確かに漁獲量の制限や資源回復活動が一定の成果を上げているハタハタやニシンの例もありますからね。まあ、とりあえず今すぐ僕らの前からマグロが消える事態はなさそうで一安心。

ただ、だからといってホッとしてばかりもいられない。スシ人気の広がりなどといった影響もありマグロ需要は世界的に高まっている。事実、FAO(国際連合食糧農業機関)の調べによると、世界のマグロ類の消費量は30年ほど前と比べると約2.5倍に増加。このまま資源管理を行わなければ「マグロが消える日」は、十分あり得る。マグロの資源量減少は、今や世界的な問題なのだ。世界一のマグロ消費国といわれる日本。いつまでも美味しいマグロを楽しむためにも、気にとめておきたい問題ですな。


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