子供の時におたふくやった?

“おたふく”や麻疹などの病気にかかっていたか調べるには?

2006.11.16 THU



イラスト:スズキサトル
今年は“おたふく風邪”が大流行らしいですよ。9月末までの患者数は、すでに昨年の13万人より約3万人近くも上回っているそうで、子供だけじゃなく、大人も…。…アレ? おたふく風邪って大人もかかる病気だっけ? 子供の感染症にくわしい、田園調布中央病院の岡秀小児科部長に聞いてみました。

「おたふくや麻疹、風疹などの感染症は、抵抗力が弱く、免疫抗体を持っていない子供がかかりやすい傾向があります。でも、大人も免疫抗体がなければ当然かかりますね。さらに成人男性の場合は、精巣炎などの合併症を引きおこすことがありますよ」

精巣炎って、男性不妊症の原因になる病気ですよね…き、危険!! 親に聞く以外で、おたふく風邪にかかったことがあるかを調べる方法はあるんですか?

「採血をして免疫抗体の有無を調べる血液検査をすれば、陰性か陽性かはわかります。かかったことがなく、予防接種も受けていない人は陰性反応が出るんですよ」

そうなんですね。じゃ~、陽性反応が出れば大丈夫なんですか?

「それが、自然にかかれば生涯免疫ができるんですが、近年、予防接種で得た生ワクチンの免疫は、時間がたつと効力が消失して陰性になることもあると考えられるようになったんですよ」

同じ陽性の免疫抗体でも、自然に得たものなのか予防接種で得たものなのかを判断するのは難しいケースもあるようです。だから陰性が出れば2回接種し、陽性の場合でも自己防衛のために追加で接種した方が安心なんですね。

ということで私もおたふく風邪の検査をしてもらった結果、めでたく陽性! ん?…でも、おたふく風邪にかかった覚えはないし、予防接種も受けてませんよ?

「おたふくは、症状が現れない“不顕性感染”の人が多いんですよ。だから病気に気付かないこともあるんですね」

なるほど! 心配な人は内科か主治医に相談してみては?


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