いったい何が違うの?

サラサラ透明にドロドロ黄色鼻水の不思議に迫る!

2007.04.12 THU



イラスト:うぬまいちろう
ブーブブー♪ ピーピー? いまだに治らない花粉症。もはや怒りは通り越し、せめて美しい音色を奏でようと孤軍奮闘していたら、気づいたんです。「そういえば鼻水って、サラサラとドロドロがあるし、透明とか黄色もあるな…素材もカラバリも豊富じゃん!」と。さて、いったい何が違うの?

「まず、花粉症などのアレルギー性鼻炎の時に出るサラサラで透明の鼻水は、“水様性鼻漏”といって、鼻の中の花粉や異物を洗い流したり、ウイルスなどを殺菌するために出てきます。成分のほとんどは水分で、多い日は1日に約2lも出るんですよ。一方、風邪の時に出る鼻水が黄色くてドロドロしているのは、細菌と戦った白血球の死がいなどが多く混ざっているから。わかりやすく言うと、黄色い鼻水はケガをしたときに出る膿と同じなんです。」(横浜安藤耳鼻科の安藤先生)

う、膿!? そうです、あの“青っぱな”の正体は膿であり、いわゆる蓄膿症(慢性副鼻腔炎)とはこの膿が鼻の中に溜まってしまう病気なのだ。今までずっと、膿とは知らずにすすっていたなんて…キモい!

それでは、病気じゃないのに出る鼻水は何物なんでしょう? 泣いた時とか、空気を読まずに登場するから困るんですよね。

「目と鼻は鼻涙管という管でつながっているので、号泣した時には目から出しきれない涙が鼻涙管を通って鼻から出てきます。また、ラーメンなどを食べた時には、鼻に入った熱い湯気が冷やされて水滴になり、その水滴が鼻の粘膜を刺激して鼻水が分泌される。つまり、異物である水滴を除外するために出ます。そもそも健康な時でさえ、鼻の中の湿度を保つために毎日約1lの鼻水が分泌されていて、ほとんどが無意識に飲み込まれているんですよ」(同氏)

いやはや、知れば知るほど興味深い物質です。水や膿や涙まで、あらゆる状況に対応するために僕らの鼻は毎日大忙しなのだ。なんだか、これからは少し感謝して鼻をかめる気がします。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト