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競馬場で人気らしい「ゲンかつぎメニュー」とは?

2007.06.21 THU

ゲンをかつぐ…っていうときの「ゲン」っていったい何? 一説によれば、ゲンは「縁起」を逆さまにした「起縁」からきているらしい。つまり、ゲンはギエンの変化したものだったのだ。逆さ言葉から新しい言い回しを作るのは江戸時代の流行りだったという。また、ゲンを漢字で書くと「験」となるが、この字は「修行・祈願などによる不思議なしるし」「ききめ、効能」という意味を持つ。こちらは平安期からある言葉だとか。

とかいう語源うんちく話からもわかるように、日本には古くから「ゲンかつぎ」の文化が存在していた。そしてそれは現代にもきっちりと残っているのだから、面白い。

たとえば競馬場で見かける「ゲンかつぎメニュー」。日ごろ、勝負師たちがゲンを気にして胃袋に収めているメニューとはどんなものなのか。東京都品川区の「東京シティ競馬(TCK)」で実際に調べてみた。

――すると、あったあった…レストランや売店で「勝カレー」「勝サンド」「勝ラーメン」などを発見。やはり「勝」の字がつくメニューは定番のようだ。そんななか、一風変わった代物も見つけた。「Carrera」というスタンディングバーの「三連単」という名のカクテルがそれだ。さっそく注文。バーテンダーさんに話を聞いた。

「『三連単』はテキーラ、ジン、ウォッカを使ったオリジナルカクテルです。この3種の組み合わせはちょっと珍しいはず。飲まれるのは、意外に女性の方。トゥインクルレースなどにいらっしゃって、記念のゲンかつぎとしてご注文いただいています。一方男性は、勝ったあとのご祝儀として『Hiroyuki』『Fumio』といった騎手の名前を冠するカクテルを注文なさる場合が多いですね」

で、「三連単」を試した感想。「まさにスピリッツの1、2、3フィニッシュや~」とでもいおうか。実にパンチの効いたカクテルだった。女のコと競馬場デートという際にも、必ずや力を発揮する「ゲンかつぎメニュー」とみましたよ。


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