“人前でオナラ”を考える

笑いごとじゃありません!オナラにまつわる真面目な話

2007.06.28 THU

昔から“出物腫れ物所嫌わず”と言うけれど、実際に人目を憚らずオナラができる人ってかなりの豪傑では? 同僚たちと机を並べるオフィスはもちろん、恋人と二人で過ごす週末の自宅でも、突然のオナラ欲求をつい我慢してしまう自分…だって音とかにおいとか心配じゃないですか! でも、我慢したオナラって一体どうなるんでしょう? 腸内環境に詳しい理化学研究所の辨野義己先生に聞いてみました。

「オナラの主成分は、食事と一緒に口から飲み込まれる空気中の窒素に加えて、腸内細菌が作り出す腸内ガスや有害物質(アンモニア・インドール・スカトール・硫化水素など)が混じったものです。我慢したオナラは、血液中に取り込まれて体内に吸収され、呼気ガスとして排出されます。有害物質が再び体内で循環すると肝臓や腎臓に負担をかけるので、健康のためには恥ずかしがらずに出すべきです」

うーん…音はテクニックでカバーできても、においはごまかせないんですよねぇ。

「オナラのにおいは、日常の食生活によって大きく変わります。肉類を中心にした高脂肪な食事をしていると、大腸内での悪玉菌の活動が活発になり、腸内で食べ物の腐敗が進みます。すると大量の有害物質が生成され、かなり強烈なにおいになります。反対に、米や野菜を中心にした食物繊維の多い食事をしていると、オナラ自体は出やすくなりますが、においはあまりしません」

そういえば、サツマイモを食べるとオナラがたくさん出るって言いますね。

「イモ類などの繊維質の多い食物は大腸内で発酵しやすく、大量の腸内ガスを発生させるため、オナラの量が増えます。ただし、食物繊維は便秘の改善にも役立つなど、腸内環境を整えるのには欠かせないので、敬遠せずに摂取することが大切です」

つまりオナラのにおいと量は、腸内環境のバロメーターというわけ。オナラを我慢しない豪傑を目指して、まずは食生活の見直しから始めてみますか。


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