汗を止めるには汗をかけ!?

猛暑の夏で汗ダラダラすぐに止めるテクを知りたい

2007.07.12 THU



イラスト:牧野良幸
暑くて汗だくだく。でも人前で汗ダラダラ流すの、恥ずかしいですよね。特に顔とかね。

汗を止めたい、クイックリーに。

「一時的でよいなら、指で同時に両側の胸の上あたりの皮膚を、強く痛いくらいつねってみてください。その部分から頭までの発汗が減るはずです」と教えていただいたのは五味クリニックの五味常明院長。これは、人間の体の一部分を圧迫するとその部分の発汗量が減少するため、他の場所で多く汗をかくようになる「皮膚圧 発汗反射の原理」を応用しているのだとか。人に見られたくありませんが使える手です。

「ただね、良い汗をかく男ほど仕事ができるんですよ」とも話す先生。その心とは?

「全身の汗腺はいうなれば脳を冷やすためのラジエーター。これがうまく働かないと、外気温に影響されて脳の温度が上がってしまう。コンピュータといっしょでうまく放熱している脳はよく回転しているんです」

なるほど。でも、汗をかくと顔や脇の下がベタベタして気持ち悪いし、黒いシャツなんか着た日にゃ塩も浮いたり。

「それは、全身で汗を出す汗腺の機能が低下して、部分的な汗ばかりかいているから。水分だけでなく血液中のミネラルまで排出してしまうので、汗がベタついて臭うし、ミネラル不足で疲れやすくなる。さらにいうと、人体はエネルギー代謝を行うと熱を出すんだけど、汗腺がおとろえていけば熱がこもる。やがて代謝機能までおとろえて、結果として太りやすい体になる」

汗ベタベタで臭くて疲れやすくて太りやすいって…やばいですね。

「汗を止めたい人ほど半身浴や、有酸素運動で、汗をかくことが大事。汗腺の機能を取り戻せば、体全体でゆっくり汗をかくようになるから、1カ所でかく汗の量も多くならないし、良い汗ほどサラサラしていて水に近いから、すぐに乾くんです」

汗を止めるには汗をかけ、とはまるで禅問答。頭をしっかり働かすためにも、この夏はしっかり汗かいとく?


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