世界陸上の末續選手もそうらしいが…

扁平足だからって何か悪いコトあるの?

2007.07.19 THU

買ったばかりのスニーカーを履いていたら、土踏まずに靴擦れができて痛ぇ~。友人にそんな話をしてみたところ、「お前、扁平足なんじゃねーの?」と半笑いでツッコミが。

何となくバカにされた気がしなくもないけれど、そもそも扁平足で何か悪いことでもあるのだろうか? 8月の世界陸上大阪大会に出場する末續慎吾選手は足の裏が見事に平坦らしいけど、200mのアジア記録保持者だしなぁ…。というわけで、高田馬場病院などで足の治療を行う、整形外科医の町田英一先生に聞いてみた。

「『扁平足=悪』というイメージは、明治時代の誤解が残っているだけ。軍隊支給の靴が合わなくて苦痛を訴えた人が扁平足で、『扁平足=苦痛=悪いもの』というイメージが定着したようです。ちなみに、『土踏まず』は地面をつかむためのもの。砂地や泥、草地など、様々な場所で暮らすために、人類が環境に適応してつくられた優れた構造なのです」

じゃあ、やっぱり扁平足よりも土踏まずのある足の方が優れているってこと?

「そんなことはありません。確かに土踏まずは地面からの衝撃を吸収する機能もありますが、人の身体はある程度、環境にうまく適応できます。第一、顔の違いと同じで足の形も人それぞれ。扁平足も1つの身体的な個性なのです。ただ、合わない靴を履き続けると、様々な足の病気(註:下表参照)の原因になることもあります」

でも、扁平足用の靴なんて、靴売り場でも見たことがない…。市販の靴が履けるよう、扁平足を治す方法ってありません?

「通常、扁平足は靴の中敷き(インソール)を調整すれば治ります。義肢装具士が足の形に合わせて作ってくれる病院もあるので、一度相談してみるとよいでしょう」

ちなみに、末續選手は幼いころからの走りこみで「足底筋」が発達し、扁平足のような形状になったのだとか。「いやぁ、僕と一緒ですね!」なんて言えればカッコよかったんですけどね…。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト