真夏の恐怖から身を守る!

猛暑だから覚えておきたい「熱中症」の傾向と対策

2007.08.09 THU

夏は暑くて当たり前。でも最近の東京はいくらなんでも暑すぎる! うだるような真夏日にヒートアイランド現象真っ只中のオフィス街を歩けば、全身から汗が噴き出て意識はもうろうとはっ、軽く身の危険を感じましたよ。実は、本格的な暑さに体が慣れていない8月上旬は、「熱中症」にもっともかかりやすいタイミングなんだとか。でも、普通に暮らしていても熱中症になるの?

「熱中症は、著しい発汗や体温上昇によって体内の水分と塩分のバランスが崩れ、適切な体温調節が行えなくなって起こる症状です。主に炎天下で運動や労働をしている際に突然発生し、重症時には死に至るケースもありますが、予防法と応急処置法を知っていれば防ぐことができます」(昭和大学医学部救急医学教室・有賀徹教授)

そういえば子供のころの遠足なんかで、「日射病に気をつけろ」ってよく言われたっけ。あれは熱中症とは別物なんですか?

「日射病も熱射病も、熱中症に含まれる一つの病態です。従来は、症状や原因別に分類してこれらの用語で呼び分けていましたが、最近は熱に中ることで起こる症状をまとめて熱中症と呼び、3段階の重症度で分類するようになってきています」

段階によって対処法が違うわけですか。

「めまいや立ちくらみ、筋肉のこむら返りなどが起きるケース(分類Ⅰ度)では、すぐに涼しい場所に移して体を冷やし、冷たいスポーツドリンクなどを摂取させることで対処します。しかし、頭痛や吐き気、虚脱感などの症状(Ⅱ度)が出て、なおかつ自力で水分が摂取できない場合や、よびかけに反応しない、まっすぐ歩けないなどの意識・運動障害(Ⅲ度)が出た場合は、とても危険な状態です。急いで病院へ搬送する手配をしましょう」

一緒に外出する同僚にもぜひ覚えてほしいですな。ちなみに予防法としては、のどが渇く前に水分をこまめに摂取し、襟元を開けたりして、とにかく体に熱を溜めない工夫が効果的だそうですよ。


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