セルフメディケーションとも関係があるらしい

薬の広告で最近見かける「OTC薬」ってなんのこと?

2008.01.04 FRI



撮影/白木祐二
新年あけまして、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 年末年始の不摂生がたたってお薬にお世話になることの多いシーズン。そんな折、最近よく見かけるのが「OTC薬」という言葉。いったいなんのことなの?

「OTCとは『Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)』の略。昔、ヨーロッパの薬局では薬剤師と客の間にカウンターがあり、カウンターの奥から薬を出して売っていました。その形式がアメリカで広まり、カウンター越しで一部の薬を売るようになったことが語源です。『大衆薬』のことを意味する医薬業界用語なんですよ」(日本大衆薬工業協会・西沢さん)

つまり、薬局で買える市販の薬のことなんですね。でも、なんでその医療の業界用語が広まるようになったんでしょうか?

「2007年に厚生労働省が『新医薬品産業ビジョン』という、医薬品産業について見直すビジョンを発表しました。そのうちのひとつに、処方せん薬の一部の成分を薬局等で買えるようOTC薬にする『スイッチOTC』をすすめることが述べられています。これがOTC薬という言葉が使われ始めた理由のひとつだと思います」(同)

でも、スイッチOTCがすすめられることで、私たちになにかメリットがあるんでしょうか?

「伝染病で死亡する人が多かった昔と比べて、現代は長生きする人や生活習慣病の人が増え、保険料などの医療費をひっ迫するようになってきました。ですから病院で医師から処方され、薬代を医療費で負担する処方せん薬に比べて、薬局等で買えるスイッチOTCは医療費膨張の削減にも一役かっているとも言えますよ」(同)

確かに私たちが近い将来メタボなんかの生活習慣病で病院通いになったら、医療費はパンパンになっていくのが目に見えてるワケで…今年こそは、自分の不摂生を見直して、自己管理できる男にスイッチしてみる!?


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト