ネットウイルスよりも怖いゾ!

オフラインではなかなか調べづらいオトコの性病ガイド

2007.12.14 FRI


違和感を感じたら自己診断に頼らず、すぐ男性なら泌尿器科、女性なら婦人科に行くこと。STDの自覚症状はすぐ消えちゃいます。また治療目的の場合は健康保険がききますが、自覚症状がなく検査だけを希望する場合は、原則的に健康保険は使えません。費用は医療機関によって異なります。
日々ネットウイルスにさらされる我がパソコン。そういや昔エロ動画をダウンロードしたついでに感染したっけなあ、というのも今では良い思い出。最近はウイルスソフト各社の対応も早いので、しっかり対策しておけば、めったなことじゃ感染しません。

それより怖いのは、リアルウイルス。先日、ネットで知り合った女の子と意気投合して一晩を共にしちゃったんですけど、その後どうもアソコが痛がゆい(あくまでフィクションです…)。

「性器クラミジアですね」と診断いただいたのは、新宿さくらクリニックの澤村正之院長。

ええー、これはやばくないんですか?

「性器クラミジアは、淋菌感染症と並んで最もポピュラーなSTD(性感染症)です。どちらも皮膚のほんの浅い部分で炎症を起こすので、早めに気がついてちゃんとお薬を飲めば心配ありませんよ」

というわけでお薬を飲むこと2週間、無事に完治いたしました。良かった! ところで先生。昨今のSTDの傾向と言いますか、ぼくらが気をつけておきたいSTDって他に何がありますか?

「最近増えているのが性器ヘルペスと尖圭(せんけい)コンジローマですね。全国統計では横ばいですが、当院でも2005年と2006年のあいだにそれぞれ1.5倍と、東京ではすごい勢いで増加しています。さらに注目すべきが梅毒。一時期ほとんどなくなったと思われていた梅毒が、復活しているんです」

梅毒なんていうと、教科書で出てきた遠い話だと思われていましたが、これって危ないんでしょうか?

「実は梅毒とHIVがものすごく関連していて、梅毒患者から高い確率でHIVが発見されるんですよ。性器ヘルペスと尖圭コンジローマも同じようなことがいえます。これらのSTDは、皮膚を深くえぐるように疾患するので、患部が呼び水となって、他のSTDにも感染しやすくなるんです。欧米では性器ヘルペスが出ると、HIVも疑って検査するほどです」

な、なるほど。

「さらにSTDの特徴として症状じたい出にくかったり、自覚症状があったとしてもすぐに消えたりするので、ほったらかしにして誰かに移してしまったり、より深刻な症状に陥ったりするのが怖いですね。比較的症状が軽い性器クラミジアですら、尿道の痛がゆさを放置しておくと早期に違和感が消え、男性の場合は前立腺炎や副睾丸炎へと被害が拡大していくことがあります」

今回はクラミジア検査しかしてないので、他のSTD検査もやった方がいい気がしてきました。

「それと、感染がわかったら愛情と勇気をもってパートナーにも病院に行ってもらうことですね。コンドームでセックスしていても、生のオーラルセックスなどで咽頭感染する場合もあります。また、男性器と比べて、女性器は複雑でSTDが検出しづらいので、性行為があるにもかかわらず検査で陰性と出ても安心しない方がいいでしょう」

先生いわく、STDは通常の性生活を送っているだけで、一定の確率(クラミジアの場合は20代で10~13%)で感染してしまう環境感染症だとか。奔放なお付き合いをしているとその確率が不要に上がるわけです。

年末年始の浮ついたこの時期に、浮ついた情事もあるかもしれませんが、その時は「この人と運命共同体になる覚悟で」(澤村先生)臨んでくださいな!

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