本当は元旦に間に合わせたいところですが…

“遅れ”さえもカバーしたうえで相手の心にビッと刺さる年賀状ネタは?

2007.12.28 FRI


年賀状作りに使える素材集はたくさんあるけど、デザイン決めて印刷して…って、今からじゃけっこう面倒ですよね。アイデア次第で、シンプルでも楽しい年賀状は作れます。
2007年もあとわずか。正月休みを満喫しようとそわそわしている人も多いかもしれない。しかし、ちょっと待った。まだ年賀状を仕上げていない人、結構いるのでは?

かくいう筆者もその1人。例年、大晦日あたりにせっせと印刷し、元旦にポスト投函する体たらくだ。社会人として、年始のご挨拶くらいもうちょっとキッチリやりたいのだが…すでに遅いか。せめて元旦に届かなくても、遅れをカバーし得る気の利いた年賀状を作りたいものだ。

そこで毎年、決してデザインに凝ることなく、1年間に報道されたニュースをまとめるだけで読み手を楽しませる、ミステリー作家の霞 流一さんにお話を伺うことに。

霞さんはミステリー界のなかでも、思わず吹きだしてしまうユニークな設定や展開、トリックを巧みに操る人気作家のひとり。毎年、関係者に届く霞さんからの年賀状は、文字だけの素っ気ないデザインながら、実際に起きたトンデモニュースを私選ベスト10にまとめた楽しいものだ。

「仕事柄、奇妙なニュースは毎日収集しています。年賀状ではハガキという小さな場所に記すわけですから、ネタの“瞬発力”が大切。一行の文章で伝えられるインパクト、それでいて正月気分を壊さない程度の破壊力、そんなさじ加減に配慮しています」(霞 流一さん)

たとえば、2007年元旦に届いた年賀状では、「コカインの栄養を評価し、学校給食に導入する議案が浮上(ボリビア・2月)」「165億円のピカソの絵。持ち主が自慢の最中、うっかり肘鉄で穴をあける(米国・10月)」などなど、「えー、マジで!?」な実話が盛りだくさん。毎年、この年賀状を心待ちにする“読者”も少なくないそうだ。

「笑うのが大好きなので、年始からでも四六時中、笑っていたいんです。たぶん、同じ思いの人も大勢いるでしょうし、正月なら多少不謹慎でも初笑いとして許されるだろうと、このような年賀状を作っているんです」

そんな霞さんに、過去のお気に入りネタをいくつか披露してもらった。

●警察官が窃盗容疑者に気分悪くなるまでバナナを食べさせ、自白に追い込む(04年・カンボジア)
●中年男が死んだ母親に変装し、銀行で年金を受け取る(05年・トルコ)

というように、世界ビックリニュース的なネタで、「新年早々、ブラックだなぁ~」と思わず苦笑い。こういった斬新なアイデアを参考にしつつ、これから年賀状作りに励む人へ、霞さんからアドバイスをいただいた。

「ベスト10ものはいろいろ工夫できると思います。社会ニュースじゃなくても、プライバシーに限ってのこととか。たとえば今年体感した羞恥ネタ、勘違いネタなど、自分の1年間を振り返ると、それがそのまま来年への抱負につながるかもしれません。自分が獅子舞になって、他人様の門前で踊って喜ばせたい…そんな気分で私は年賀状を書いていますよ」

絵心にもデザインセンスにも自信がない人にとって、これは良いヒントだろう。ぜひ、自分なりの工夫で年始を盛り上げてほしい。

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