目で見ても赤くない血尿もある!?

尿は健康のバロメーター?トイレで健康チェックしよう!

2008.02.28 THU



イラスト:藤田俊男
子どものころ、検尿でやたらと黄色い尿が出ると、尿の濃度と比例して、ディープな気分になったものだ。黄色すぎる尿は、変な病気の表れではないか。友だちの尿と比べては、「俺より濃い、薄い」と一喜一憂していた人も多いだろう。

尿は健康のバロメーターとよく言われる。黄色すぎる尿はおかしいのか。どんな色の尿が健康なのだろう。新宿石川病院の三木誠先生に話を聞いた。

「健康な尿の色は、ストローイエローと呼ばれるクリアな淡黄色。多少、濃くても問題はありません。むしろ、腎機能が正常に働いて、老廃物をよく溶かしこんでいる証拠です。あまりに濃くて黄褐色になっている場合は、肝機能などに障害があるかもしれません。大量に発汗した時も黄褐色になりますが、水分を補給すれば問題ない。肝機能障害の場合は、白目が黄色くなったり、体がダルくなるのでわかりますよ」

濃いからといって、必ずしもおかしいということはなく、むしろ健康的なわけだ。小学生の自分に教えてあげたいよ。不健康な尿の色には、どんなものがありますか?

「白濁した尿は、塩類尿が多い。尿酸塩とか硝酸塩とかリン酸塩が溶け込んでいる。これは尿路結石の疑いがある。それから膿尿ということも考えられる。ようは、ばい菌による感染症。あまりに透明な尿も、水分のとりすぎならいいけど、腎機能が低下している可能性もある。そして、やはり血尿は危ない。医者として心配なのは、ほかに自覚症状がなく、1回血尿が出て、あとは普通という場合。こういう患者さんは、あまり来院してくれない。痛みがある血尿は尿路結石の場合が多いんだけど、自覚症状がないとガンの可能性もある」(同)

ちなみに、目で見て赤っぽくなくても血尿が出ている場合もある。血尿の程度と疾病の程度は必ずしも比例しないし、血尿の原因と考えられる病気は多いというから厄介だ。尿に異常がなくとも、検査は定期的に行った方がよさそうです。


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