知らぬ間に私たちは動かされている!?

スーパーやパチンコ店のBGMの隠された真実とは?

2008.03.13 THU



写真提供/時事通信
スーパーや商店街の軽快な(だけれども少しイケていない)イージーリスニング調のJポップ、パチンコ店のやかましいダンスミュージック街や公共スペースを歩いていて、ふと気がつけば流れているBGM。でもこれって、何のために流しているものなのか、みなさん気になったことがありませんか? ラジオやテレビで流れる音楽とはひと味違う、この不思議な音楽について調べてみたくなったので、早速取材を開始!

「BGMの起源は1930年代のアメリカのMUZAK社によるもの。当時、誕生した高層ビルのエレベーターで流されたイージーリスニングに、ストレス緩和効果があると発見されたのが始まりです」と、説明してくれたのは日本の商用BGM制作会社の草分けでもある、東洋メディアリンクスの石丸正人さん。

「日本では、あるメーカーが生産性を向上させるために工場で導入したことが、BGMの始まりとされています。次第にBGMは幅広い用途に使われるようになって現在に至ります」(同)

なるほど。BGMって単なる音楽じゃないんですね。具体的にはどんな例が?

「BGMの考え方は2通りあります。いわゆるアメニティーBGMは、例えば銀行の待合室やホテルのロビーで流れている音楽で、簡単にいえばインテリアと同じ考え方です。一方、セールスプロモーションBGMは、戦闘意識を高めるパチンコ店のテクノミュージックのように、消費行動を促進します」

ところで、BGM制作会社って、具体的にはどんなことをしているんですか?

「クライアントがBGMにどんな効果を求めているか、そして、空間の性格・機能をしっかり把握して、それに合ったBGMを提供することです」

意外と奥深い、BGM。意識して聞いてみたくなるけど、逆に耳栓を入れて音楽のない一日とはどんなものかも知りたくなりません?


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