究極的には「ライフログ」まで!?

自分をデータベース化!?“ログる”男の心理とは?

2008.05.15 THU



イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER)
日記やレシート、チケットの半券、食事の内容に送受信したメールなど。日々の思い出や出来事を忘れないように残しておくため、自分にまつわる様々な物事をログる(=記録する)人がにわかに増えているという。

「端的にいえば、ケータイやデジカメなどのツールが発達し、手軽にログを残せるようになったからでしょう」と教えてくれたのは、IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏。デジタルで残せるため、お金も場所もかからない。確かにこれは大きな要因だ。

「さらに、ブログやSNSにアップすれば、コミュニケーションのネタになり、自動的にデータのバックアップも取れます。手軽で便利でおもしろいとなれば、やる人もおのずと増えるでしょうね」(津田氏)

例えば、ケータイ写真をそのままアップできる「フォトログ」や、思いついたことを手短にリアルタイムで書き込める「ミニブログ」、人生全部を記録しようという「ライフログ」まで、ログの種類も様々だ。

「記録って、記憶を呼び起こすスイッチになりますよね。しかもデータとして整理されていれば、単なる懐古にとどまらず、自己分析のツールとしても使える。とはいえ、プライバシーに関わる情報なので扱いには要注意。ログの目的を見極め、誰まで公開するのか意識することが大切」(津田氏)

と考えると、生活すべてが貴重なデータのようで何か気持ちが急に焦ってきた!

「心理学的にいうと、ログには自己愛や自己顕示といった意味があります。人や時間の流れが速い都市社会においては、みんな孤独な群衆です。自分を記録して発信することって、必死の存在証明なんですよ。しかし、完璧に記録しようとしたり、他人の声を必要以上に気にしすぎると、心身のバランスを崩してしまうので要注意。自分にとって都合のいいログだけを残し、気楽に続けていくのもひとつの手ですね」とは、精神科医である町沢静夫先生の言葉。

奥深きログ。みなさんは何をログってますか?


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