使い捨てタイプが流行っていますが…

コンタクトレンズは正しくつけないとヤバい!?忍び寄るアカントアメーバの恐怖!

2008.06.20 FRI


ソフトコンタクトレンズのケアは、消毒・保存ができるマルチパーパスソリューション(MPS)が主流。しかし、雑菌、アメーバを落とすなら、しっかり「こすり洗い」しておきたい
ある日、目の中にゴロゴロした異物感が。鏡を見たら、チト充血しているし、目ヤニも少々。おや、何だか視界もかすむなぁ。ゴミでも入ったか? なんて気にせずにいたら次第に痛みが強くなり、涙もボロボロ止まらない!

みたいな症状が出たら、「アカントアメーバ角膜炎」を疑った方がいいかも。これって、最悪の場合は角膜が溶けて(!)しまうこともあるというキケンな病気。感染者のほとんどはコンタクトレンズ使用者っていうのが特徴なんです。

アメーバって、あのグニャ~ッとした微生物のことでしょ? 未開のジャングルじゃあるまいし、現代日本で感染の心配なんてあるの!? なんて思った方は要注意。近頃、感染報告がじわじわと増えていて、まさに目が離せない病気なのです。アカントアメーバ角膜炎治療の第一人者として知られる石橋康久先生(加藤医院吉原分院・院長)、詳しく教えてください!

「私が日本初のアカントアメーバ角膜炎患者を診断したのは1987年のこと。当時は1年に1例ぐらいの珍しい症例でしたが、近年は1年80例ほどの発症が報告されています。アカントアメーバは本来なら土の中に生息する原生動物ですが、水道水の中にもいるんですよ。コンタクトレンズを水道水で洗ったり、保存したりすることで感染します。特効薬は今のところ開発されておらず、抗真菌薬を地道に用いるしかありません。初期なら角膜の表面を削り取る掻爬(そうは)という治療で処置できますけどね」

「掻爬」とは、まばたきできないように開眼器という器具でまぶたを固定し、彫刻刀のようなメスで眼の表面を削り取る処置って、ヤメテ~! 想像しただけで悶死しそうになります。こんなの絶対カンベンですよね。では、感染を防ぐために気をつけるべきことは?

「ソフトコンタクトレンズをきちんと消毒していなかったり、1日使い捨てのコンタクトレンズを2、3日使ったりなど、とにかく消毒を面倒くさがらないようにしてください。レンズケース内は特にアメーバが増殖しやすいですから、1回使うごとに乾かす、しっかり洗うなど、普段のケアをキチンとしておけば、まず問題はないでしょう」(同)

体験者(下記リンク参照)のブログを読んだら、症状の深刻さに恐怖。コンタクトレンズって、最もデリケートな器官である眼球にダイレクトに接触していますからね。つけっぱにしたりせず、くれぐれも正しく使ってください!

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