オトコも日差しを気にする時代!?

紳士用日傘の市場拡大中!紫外線対策が必要なワケ

2008.08.07 THU



撮影/森カズシゲ
最近、紳士用日傘がひそかに注目されているのをご存じ? 台東区にある洋傘専門店『ワカオ』では、昨年1200本製造した紳士用日傘が完売。今年は製造数を5000本まで増やし、本格的に暑くなる8月からの需要に備えているそう。

「ビジネスマンが違和感なく持てるように、デザインや素材選びには気を配っています。主に50代以上の方が、熱中症予防を目的に購入されていきます」と話すのは、同店の統括職人である若尾正俊さん。外回りが多いビジネスマンにとっても、真夏の太陽光は熱中症を引き起こす原因になりかねない。また、東京慈恵会医科大学附属第三病院皮膚科の上出良一教授は「太陽光に含まれている『紫外線』による皮膚への影響も厄介」と警鐘を鳴らす。

「皮膚には紫外線から身を守るための仕組みが備わっています。たとえば、日焼けすると肌が黒くなるのは、肌細胞の遺伝子が紫外線で傷を負わないようにメラニン色素が作られるから。しかし、紫外線を過剰に浴びて肌のダメージが重なると、肌細胞の突然変異が起こり、将来、皮膚がんになる可能性も。紫外線対策が必要なのは、女性も男性も同じなんですよ」(同)

紫外線の影響は大きく分けて2つ。1つは日焼けした肌が真っ赤になって炎症を起こすなど、太陽の強い光に当たっていると見られる「急性障害」。もう1つは皮膚がんのほか、深いシワや濃いシミができる「光老化」など、太陽の光に長年当たり続けていると現れてくる「慢性障害」だという。

「ただ、少量のお酒で急性アルコール中毒になる人もいるように、肌質の弱い人は短時間で炎症を起こすこともある。自分の肌質を知ったうえで紫外線対策を心がけることが大事です」(同)

一番効果的な紫外線対策は、日焼け止めを塗って肌をガードすることだが、日傘で直接降り注ぐ太陽光を防ぐだけでも肌への影響は減らせるそう。オトコの日傘もバカにはできないのである。


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