イチゴやメロンの味はわかるけど…

謎のかき氷「ブルーハワイ」、味の秘密に迫る!

2008.08.21 THU



撮影/島村 緑
イチゴ、メロン、レモン。かき氷のシロップは、果物のフレーバーに甘みが加わった何とも懐かしい味がする。ん? しかし、ブルーハワイは何の味だ。ブルーにもハワイにも味のヒントがない。

ならば実際に食べてみようということで、三軒茶屋の「氷工房 石ばし」を訪れた。ここは昭和スタイルを貫くレトロなかき氷店。メニューは約30種類、本業は氷問屋というだけあって氷にもこだわる。

「ブルーハワイ? うーん、名前のとおりハワイの青い空をイメージしたさわやかな味じゃない? しいていえばラムネ系かな」(ご主人・石橋信太郎さん)

なるほど。しかし、実際に食べたところ、ソーダ水っぽい味もする。ならばと、墨田区のシロップメーカーにも聞いてみた。

「そもそも、シロップの味は果物などの皮からとった香料によるもの。これに甘みや酸味などを加えて各果物の味に近づけているんです」(スミダ飲料・阿部 豊社長)

同じ果物ならどのメーカーも同じかと思いきや、各社で試行錯誤を重ねてオリジナリティを出しているそうだ。なるほど。では、肝心のブルーハワイは何の味?

「ブルーハワイには厳密な定義がないので、実は各社が一番力を入れている味なんです。一番近いのは、カクテルのブルーハワイに使われるリキュール、ブルーキュラソー。一般的にはミックスフルーツフレイバーを使いますが、ウチは香料をさらに1種類加えています。そのほか、シロップが氷の上にうまく乗っかる工夫も。これらは絶対に企業秘密です(笑)」(同)

ちなみに、色付けには食用色素(天然着色料と合成着色料)を使う。基本は赤、青、黄の3種類。これをオレンジなら赤と黄。メロンなら黄と青といった具合に掛け合わせて色を作るという。

半分ぐらいは解けたブルーハワイの謎。残りの半分は謎のままにして、シャキッと冷えたかき氷を味わうことにしよう。行く夏を惜しみつつ―。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト