自宅でプロの味に挑戦

似ているようで全然違う?知られざる「みりん」の謎

2008.08.28 THU


買い物をしていて、ふと陳列棚を見たら本みりん、みりん風調味料、みりんタイプの3種類が並んでいた。最初はメーカーによる名前の違いかな、とも思ったのだがそうでもないらしい。3種類の違いは何だろうか? 全国味醂協会の深町修事務局長に聞きました。

「みりんという名前がついて販売されているものには3種類あります。1つめは本みりんで、アルコール分を14%ほど含んでいる酒類になります。これが純然たるみりんです。本みりんの甘さは、米こうじの働きでできた、ブドウ糖、オリゴ糖などの多種類の糖によって構成されており、まろやかで上品な甘みです。2つめはアルコール度数が1%未満のみりん風調味料。3つめは塩分濃度1.5%以上のみりんタイプと呼ばれる発酵調味料です。みりん風調味料はアルコール分が1%未満のため、みりんタイプは塩分が1.5%以上含まれているため、そのまま飲むことができません。なので、酒税法の適用外になり、2つは本みりんに比べると安価です」(同)

同じみりんという名がついていても本みりんとはまったく違う調味料なのでレシピに気をつけて使用しないと、まったく違った味の料理ができてしまうので注意が必要。

みりんは、味がよく浸透する、テリ・ツヤをつける、煮崩れを防ぐなどの効果が大きいそうなので、早速、ぶりの照り焼きに本みりんを使用してみると、味もテリもこれまでとは格段に違う逸品ができあがった。みりん、すごい! 

でも、確かに美味しい料理がつくれるけど、しょうゆや塩、砂糖と比べると、本みりんはあまり自宅で使わない気が?

「本みりんは、昔から隠し味として家庭で使用されていましたが、1996年の酒類販売免許の規制緩和によって、スーパーなどでも販売できるようになり、みりんはより身近な調味料になりました」(同)

少しばかり値が張るけれど、プロの味が出せる魔法の調味料・みりん。一度、お試しあれ!


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