日本人3000万人以上が患っている!?

口の現代病ドライマウスキミは大丈夫?

2008.10.09 THU



イラスト:牧野良幸
オフィスにいると、どうも乾燥しがち。肌もカサカサするし、なんだか口も渇くし。と思っていたら、これ「ドライマウス」という病気らしい。鶴見大学歯学部附属病院長の斎藤一郎先生、詳しく教えてください!

「欧米の疫学調査では患者数は『人口の25%』といわれており、そこから推計すると、日本では3000万人がドライマウス(口腔乾燥症)と考えられるんですよ」

そ、そんなに!? ただ、これは、昔からあったものが「ドライマウス」という病名によって顕在化したのか、新しく発生したのかはわからないのだという。

「ドライアイ患者の多くが、ドライマウスだといわれています。これは『乾燥症候群』の典型的な一つ。現代人は、住環境の変化などで適度な湿気を失い、目も口も肌も髪も乾燥しているんです」(同)

口の渇き以外にも、「口がマズイ」「ネバネバする」「ペットボトルを手放せない」など、様々な症状があるそうだ。でも、口が渇くと何が困るんでしょう?

「唾液が少なくなると、虫歯や歯周病になりやすく、口臭が強くなったり、ものを飲みこみにくくなることもあります。それに、感染症にもかかりやすくなるんですよ」

唾液には、消化作用や抗菌作用、粘膜保護作用や歯の保護作用などがあるほかに、「全身の状態のバロメーター」にもなり、唾液量の多少で自分の健康状態やストレスもわかるのだとか。症状が気になる人は医師に相談する必要があるそうだが、唾液量を減らさないためにはどうしたらいいのでしょう?

「軟らかいものばかり食べていると、噛む回数の低下にともない唾液も減るので、噛みごたえのある食事をしましょう。ストレスも一因になりますね」

唾液量が減ってしまう原因にはクスリの副作用もあり、クスリに頼らない生活も大切だそう。もともと「虫歯になりにくい人」「風邪をひきにくい人」などは、唾液量の多さと関係があるとか。唾液って、健康体を作る意外な名脇役だったのね。


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