弁当の空容器、ビニール袋はリサイクル!?

都内のごみ分別が変わったのはナゼ?

2008.10.31 FRI


今まで燃えないごみだったプラスチック製品。今後は、区によって燃えるごみや資源ごみとして回収されます。ちなみに、“燃えるごみ”から“燃やすごみ”に表現を変えたのは『どんなものでも“燃える”でしょ』と解釈する人を防ぐためなのだとか
今年の10月頃から、東京都23区のごみの分別方法が区ごとに変更されたのって知ってました? 変更後、自分ではちゃんと分別しているつもりなのに、ウチのごみだけ回収されずに残っていたり。いったいナゼ!?

「今回は分別方法を大幅に変更しているので、確かにまだ間違えている人も多いようですね」

というのは、東京都環境局廃棄物対策部の松下明男さん。では分別方法を変えた理由って?

「これまで東京23区では、可燃ごみを燃やしたあとに残る灰、プラスチックなどの不燃ごみ、粗大ごみの残骸などはすべて東京湾にある埋立処分場に埋め立てていました。ところが、このままだと約30年後には満杯になってしまうんです。そこで、平成16年に行われた『廃棄物審議会』で、プラスチックごみの埋立処分量をゼロにしようという目標が立てられたんですよ」(松下さん)

ほう。では、具体的にはどんなことを?

「近年、清掃工場の性能が向上しているため、今までは不燃ごみだったプラスチック製品も有害なガスを出さずに焼却処理できるようになりました。さらに、リサイクル技術が進んだことで、リサイクルが可能なものは別に回収し、できるだけ埋立処分量を減らすような方法に変えたんです。これだけで、埋立処分場の寿命を20年延ばす計算になるんですよ」(松下さん)

なるほど! でも、その分別方法がよくわからない。詳しく調べてみると、区によって分別法が微妙に違うらしい。そこで、現在、東京23区の清掃リサイクル主管課長会会長区である中野区のごみ減量担当伊藤典子さんに聞きました!

「いちばんの変更点は、プラスチック製の容器や包装などの回収方法です。各区によって対応は様々なようですが、焼却処理に変更したり、資源ごみとして回収するようになりました」

ウチのごみ分別表に書いてある「中身を空にして、汚れを落としてから出してください」っていう注意書きは、リサイクルしやすくするためだったのか!

「そうですね。ただ現時点では同じプラスチック製品でもボールペンや歯ブラシ、おもちゃなど、商品そのものがプラスチック製である場合は資源化のルートが整っていないため、可燃ごみとして分類しています(港区除く)」(伊藤さん)

ちなみにカレーを食べたあとの空き容器など、汚れが落ちにくいものの場合は、可燃ごみに捨てるのが正しい分別法なのだそう。面倒だと思いがちなごみ分別だけど、しっかり把握して、次からはちゃんと回収してもらうぞ!

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト