身近なトラブル対処法

第1回 落し物をしても慌てないオトコになる!

2008.11.25 TUE

身近なトラブル対処法


東京・築地市場にある「取得物掲示板」。メロン、大豆、白子、イカって…。さすが東京の台所。落ちているものも普通の落し物じゃありません!

落し物が見つかる確率って何%ぐらいなの?



早いもので、まもなく師走です。忘年会で飲む機会も増えそうな時期だけど、とにかく気をつけたいのは「落とし物」。ほら、酔っ払ってると、ケータイとかサイフをどっかになくしちゃったりしがちですよね。

警視庁によると、2007年に都内の警察で受理された遺失届の件数は約68万件。現金は約79億円にも及ぶそう。一方、拾得届として届けられた落とし物は231万件強、現金は約28億5000万円となっています。

落とし物をしても届けない人がいるだろうから、「遺失届の件数」<「取得届の件数」はわかるけど、現金に関しては計算が合わないような。そもそも、遺失者返還された(=持ち主に返った)落としものはたったの15.5%程度。つまり、「落とし物が無事戻ってきたらラッキー」というのが現実なのだ。

さらに、落とし物で気になるのはその「お礼」。「遺失物法」を参照してみると、その28条に「遺失者は当該物件の価格(中略)の百分の五以上百分の二十以下に相当する額の報労金を拾得者に支払わなければならない」と定められている。
遺失物発見サービス「あった!マーク」。デジカメ、ノートPC、ケータイなどのアイテムにシールを貼っておくと、紛失物の回収・連絡などを請け負ってくれるサービスもある
ということは、ボクがもし残高5000万円の預金通帳を落としたら、報労金は250万~1000万円になるってこと?(すみません、通帳の残高は2ケタ ほどサバを読んじゃいました)。あと、各種カード類の扱いどうなるの? ショッピング可能枠が50万円のクレジットカードとか、家電量販店のポイントと か。ちょっと、専門家の判断を聞いてみましょうか。

「報労金の計算基準は『物件の価格』ですから、拾った物そのものの価値が基準です。キャッシュカードや預金通帳は、名義人以外の人は使えないため、他人に とっては価値がない、ということになりますよね。つまり、通帳やクレジットカードなどについては報労金の計算ができないんです。菓子折りなど、気持ちと しての謝礼が妥当なところでしょうね」(K弁護士事務所)

ホッ。落としてもいないのに、なんだか安心しました。ただし、報労金については厳密なガイドラインや基準はなく、両者が合意した額に落ち着くことがほとんど。現金なら10%、モノなら菓子折り、といった無難なラインに落ち着くことが多いそうです。

2007 年末には、改正遺失物法が施行され、「警察のサイト上で遺失物の検索ができる」「パソコンや携帯電話など個人情報が入った物件については、落とし主が現れ なくても拾った人の所有物にはならない」といった条項が明文化されました。今後、時代の変化とともに「落とし物事情」はどんどん変わっていくのかもしれませんね。
オレのケータイはどこいった~!?(魂の叫び)。電源を切っておいたりバッテリーがなくなると、鳴らして探すこともままなりませんよね…

落としたケータイを速やかに探す方法を知りたい!



落とし物のなかで、何が一番「キツイ」か。さほど現金を持ち歩いていないなら、やっぱり身近な物ではケータイがナンバー・ワンではないでしょうか。

友人・知人の連絡先、電子マネーやクレジット機能もあるし。いまや、ケータイをなくす=個人情報流出+財布を一気になくすといっても過言じゃありません。

警視庁の調べによると、2007年中に東京都内で拾得物として届けられたケータイはなんと10万4481台。置き忘れや落とし物として、1日に300台近くのケータイが届けられている計算になります。ただ、現金の場合と違って、警察に届けられた落とし物のケータイが持ち主に戻る確率は79.3%。これって、思ったよりも高い気が。世の中捨てたもんじゃない?

とはいえ、そもそもケータイを落とさない、あるいは落としても速やかに探し出せる対策を講じておくに越したことはないですよね。というわけで、R25.jp会議で他のパーソナリティたちと一緒に、何か良い知恵はないかと話し合ってみました。

「自宅の電話番号の登録名を『拾った方、電話に出てください』ってしとくのがおすすめだね。で、家の電話からなくしたケータイにかけたら、ディスプレイにはそのように表示されるじゃない? 結果的に拾った人との連絡はつきやすくなるんだよね」(R25.jp ライフ&マネー「預金残高が増えない理由」のパーソナリティ・篠本634)
各キャリアで用意されている紛失ケータイの検索サービス。たとえば、auの「ケータイ探せて安心サービス」は、ウェブサイトから位置情報を調べることも可能
なるほど! まず、ケータイが見当たらなくなったら鳴らしてみるのはセオリーですからね。拾った人にメッセージを伝えられるこのワザ、かなり有効かも。

「持ち主から離れると警告音が鳴るような、置き忘れ防止のストラップは効き目がありそうじゃない?」(ライター・T)

これは盗難防止にも効果がありそうですよね。特徴のあるストラップをつけておけば、警察署で拾得ケータイを引き取るとき、確認もすぐできそうだし。

「遠隔操作でさ、落としたケータイの機能をロックできたりしなかったっけ?」(デスク・M)

はい、調べてみました。ケータイをなくしたら、携帯電話会社にすぐ連絡。すると、端末を勝手に使えないようにできるんです。

これは、電話帳などの個人データ、おサイフケータイのICカード機能にロックをかけられるサービス。これを駆使すれば、第三者による悪用や閲覧を防げます。法人向けには、遠隔操作で端末のアドレス帳データを、瞬時に消去する焦土作戦的なサービスも。さらに、GPS機能付きの端末なら、パソコンの画面上からケータイの現在地を探せるシステムも実施されています。

ケータイをなくしてみるとわかるけど、プライベートだけではなく仕事に支障をきたすことも多いわけで。落としグセがついている人は、こういったサービスを登録・利用してみては? なくし物、落とし物は基本的に自己責任なわけですが。

「あれ、落としたかな」
「ひょっとして、なくしちゃったかも!?」

なんてときには、速やかに紛失・盗難サポートにダイヤル!
これはキャッシュカードやクレジットカードはもちろん、
ケータイをなくしたときも素早く済ませたい手続きっスよね。

もちろん「回線停止の受付先」をケータイに登録しておいても、
イザというときには役立たないから、気をつけて。 

そんなこんなで、駆け足でまとめた落とし物のトラブル。
いかがだったでしょうか?
読者の皆さんも「こんな落とし物をしてしまった」
「こんなモノを拾った!」などの体験談がありましたら、
ぜひ教えてください。

当連載では、今後もボクらの身近なトラブルについて、
その対処法をビシバシ調べていく所存!

「マンションに幽霊が出るんだけど、敷金返してもらえる?」
「レンタルしてずっと忘れていたDVD、3カ月後に延滞請求が来た!」
「痴漢に間違われたけどもちろん、えん罪だよ!」
etc...

というわけで、ビシバシ投稿してください!
では、また!

遺失物発見サービス「あった!マーク」

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