朝になったら出ているあいつ…

汚れ? それとも涙の結晶?目ヤニのヒミツに迫った!

2008.12.11 THU



写真提供/AFLO
朝起きると目頭に目ヤニがついている。どんな男前でも、いい女でも台無しにするにくいやつ。目ヤニとはいったい何者なんだ。『患者が決めた!いい病院』(オリコン・メディカル刊)眼科部門1位の吉野眼科クリニックの吉野健一院長にその正体を聞いてみた。

「目ヤニには眼球の老廃物で、医学的には眼脂と呼ばれます。新陳代謝によって剥がれ落ちた角膜上皮細胞や目に入ったゴミ、ムチンなどが主な成分ですね」

ムチンとは聞き慣れない単語。しかも、目ヤニの主成分はこのムチンだとか? 無知な僕に詳しく教えてください。

「ムチンとは粘性の物質で、山芋や昆布などにも含まれています。人間の体の粘膜もムチンで覆われ保護されているんですよ。ムチンは水との親和性が高く、乾燥を防いで傷をつきにくくする作用があるんですね」

このムチン、眼球表面だけでなく口腔内や鼻腔、胃や腸、膣などに存在して、人間の体を守っている。老廃物の排出をする鼻水や鼻くそは目ヤニと近い働きをしているとか。『目くそ鼻くそを笑う』は関係性から考えると実に適切な表現なのだ。ちなみに、冒頭にも書いたように朝になると必ず出ているんですが、これには何か理由が?

「寝ている間はまばたきをしないからですよ。まばたきは眼球に刺激を与え涙を出させる効果があり、出た涙は眼球表面の老廃物を洗い流して最終的には目元の上下にある涙点から鼻腔へと流れていきます。寝ているとまばたきをしないから涙量も減り、老廃物が涙点から鼻腔へと流れないんです。だから起床後は目ヤニが多いんですね」

なるほど。ところで問題のある目ヤニって自分でわかるんですか?

「緑がかった黄色の場合は結膜炎などで細菌感染を起こしている可能性があります。充血をともなう目ヤニや、大量に出る場合なども注意が必要です」

普段はじっくりと見ることがない目ヤニ。たまには健康チェックを兼ねて確認してみましょう。


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