欧米ではポピュラーらしいが、日本では…

「インラインスケート」は交通手段として使えるの?

2009.02.12 THU



写真提供/AFLO
先日、某洋画を見ていてハッと気がついた。ニューヨークの市民たち、街中を「インラインスケート」で普通に移動してない!? スーツ着てたり、明らかに仕事中な人も、さっそうと街を滑ってる。アレってなんだか便利そうなんだけど。

「インラインスケートは、都市部の交通手段としてとても優秀なんです。自転車と同じくクリーンなうえ、電車などでの持ち運びも容易なので、駐輪スペースにも困らない。欧米やアジアなどの一部の国々では、市民の生活の足として普及していますよ」

と教えてくれたのは、日本インラインスケート普及協議会の柴田譜靖さん。でも、日本の街中ではあまり見かけませんね?

「日本の公道をインラインで走るには、法律の壁があるんです。道交法76条に、『交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラースケートをし、又はこれらに類する行為』を禁ずるという一文があります」

ありゃりゃ。じゃあ、都心をインラインで走るのはNGってことですか?

「現状では、限りなくグレーとしかいえません。『交通のひんぱんな道路』の定義のあいまいさなどもあり、実際に公道を走っていて罰せられたケースはまだないようです。かといって、ルールやマナーを整備しないまま皆が好き勝手に走り回ってしまうと、一般の人々の認知を得られず、思わぬ大事故につながる可能性もあります」

うー難しいですねえ。将来的に、環境が整備される可能性はあるんでしょうか?

「道交法の整備や走行レーンの確保といった難しい問題もありますが、まず重要なのはユーザーが正しい知識をもつことですね。インラインは簡単に滑れる分、レベルに応じたスキルをもたないと危険な面もあります。普及を進めるうえでは、スクールなどで安全かつ正しいマナーを身につけられる環境作りが最優先だと思います」

実現は簡単じゃなさそうだけど、新しい交通手段として普及したら、街中の移動が楽しくなるかも!?


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