最近話題の“野草マエストロ”

俳優・岡本信人さんに聞く野草の採り方&食し方

2009.02.26 THU



撮影/石垣星児
都会に暮らす僕らにとって、身近な植物といえば、そこらに生えている雑草だったりします。それを採って食べることができたら食費の節約にもなるし、案外お得かも!?

というわけで、長年の野草愛好家であり、最近はバラエティ番組などでもその野草愛をいかんなく発揮している俳優の岡本信人さんにレクチャーをお願いしました。

「都会の子は『雑草』というけれど、そもそもそんな植物はないんだよ(笑)。じゃあ、さっそく野草を採りに行こうか」

と案内していただいたのは、東京と神奈川の境にある多摩川河川敷。

「まだ寒いからそんなに生えてないと思ってたけど、結構あるね。おっ、ノゲシだ。こっちにはギシギシもあるぞ!」

まったくついていけません。いわく、ノゲシはキク科で、ギシギシはタデ科の植物。どちらも春に花を咲かせ、今の季節ちょうど若い芽の部分が食べごろなのだそう。

「葉っぱの形を見てごらん。ノゲシはギザギザだけど、ギシギシは縁がツルッとしてるだろ? そうやって見分けるんだよ」

こんなレクチャーを受けるうち、それまで画一的に眺めていた景色にだんだんと変化が。よく見ると、どの草も形状や成長具合が様々で、持参していった野草図鑑と照合できるくらいに目も肥えてきました。

「身近な発見を楽しむ。これが野草の魅力。街路樹のわき、駐車場の片隅そんな何気ない風景のなかでも季節の変化を感じられるし、なんといっても食べるとウマイ!」

岡本さんオススメの野草はネギの仲間であるノビル。今が旬で、球根がシャキッとした歯ごたえでとても美味。文豪・幸田露伴も、土手に酒と味噌を持ち込み、採ったノビルで一杯やるのを趣味にしていたそう。

「初心者は天ぷらから入るべし。アク抜きの必要もないしね。ヨモギ、セリ、タンポポなど、カラッと揚げて塩で食べると絶品」

採って食べる。食事の原点ですね。この晩は、ゆでソバに野草の天ぷらを添えていただきました。


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