男27歳・結婚ってどうよ?

第9回 新郎が知っておきたい「指輪」の謎

2009.03.16 MON

男27歳・結婚ってどうよ?

婚約指輪、購入してません。

指輪を用意しないことで、ブライダルカウンターの人には、
「ご両親は了解してるんですか」「後で問題になりませんか」など、
執拗にお店を紹介されましたが。

周りの人の話を聞いても、
婚約指輪は収納される以外に役目がないようですし、
「お給料3カ月分」なんてムダの極み!!

その分で、贅沢旅行した方がいいです!

投稿者:☆さん(女性/31歳/福岡県)

「お給料3カ月分」なんてムダの極み!!

なんて強烈なお言葉でしょう。

男性側が間違って口にした日には、彼女に張り倒されそうですが、
この様子だと、もしかしたら女性も婚約指輪に対して
様々な意見を持っているのかもしれません。

しかもバッサリと切り捨てられた婚約指輪に対して、
結婚指輪には何も物言いがついていない点も気になります。

そこで、今回は婚約指輪と結婚指輪の違いを手始めに、
現代の結婚にまつわる指輪事情をリサーチしたいと思います。
画像提供/GINZA DIAMONDO SHIRAISHI ここ数年でトレンドとなりつつある婚約指輪と結婚指輪のセット、通称「セットリング」。上にあるのが女性用の婚約指輪で、真ん中が女性用の結婚指 輪、下が男性用の結婚指輪。セットリングの特徴は、女性用の婚約指輪と結婚指輪が統一感のあるデザインになっているので、キレイな形で薬指に重ね付けをすることができる

婚約指輪と結婚指輪…どっちかひとつじゃダメなの?



結婚における最も象徴的なアイテム「指輪」。ドラマなどで、プロポーズのときにサプライズで渡すのが「婚約指輪」。一方、結婚式で互いの指にはめ合い、結婚後も常に薬指につけるのが「結婚指輪」です。

この両指輪に関して、我々男性陣は厳しいフトコロ事情から、「どちらかひとつじゃダメ?」とつい弱気な発想をしてしまうのですが、実際のところそれは可能なのでしょうか?

結婚情報サイト『結婚準備室』の野沢さんに伺うと。

「婚約指輪は男女間で結婚の約束が成立していることを表す結納品。それに対し、結婚指輪は『永遠の愛の誓い』として取り交わすアイテム。つまり、それぞれがまったく別の意味を持つものなので、どちらかひとつでもう一方の役割を兼ねられるようなものではありません」

う~ん、女性にこう説明されるといよいよ覚悟を決めた方がよさそうな気もしてきます。けど、どうしても指輪の価格は気になってしまいますよね?

ひところは給料3カ月分といわれた婚約指輪ですが、現在では30~40万円がボリュームゾーンだそうです。

ただ、それでも平均15万円ほどの結婚指輪に比べると割高。

これは、一般的に結婚指輪にはシンプルで宝石も小さなものが多いのに対し、婚約指輪には大きなダイヤモンドがあしらわれているので、どうしても発生してしまう価格差といえます。

しかし、婚約指輪は結婚後にはタンスなどに半永久的に眠らせてしまうケースが多いため、最近では女性の了承のもとで結婚指輪のみをやり取りしたり、結婚後も日常的に使えるような「時計」や「ネックレス」を結納品として贈る男性もいるのだとか。

確かに婚約指輪って実用性は低いですよね。それで安ければいいのですが、基本的にはダイヤモンドがついているからそういうわけには。ん? そもそも婚約指輪の宝石ってダイヤモンドでないとダメなのでしょうか? 

「特にそのような決まりはなく、彼女の誕生石やダイヤモンド以外の宝石を選ぶ人もいます。ただ、ダイヤモンドは『地球上で最も硬い石』とされており、『純粋無垢で透明な輝き』という性質が『不変の愛』を表す象徴とされているため、婚約指輪に使われる宝石のなかでも圧倒的多数を占めているのです」(野沢さん)

なるほど、特に決まりはないのか。それなら、僕の彼女も以前「婚約指輪に値段は関係ない。自分の気持ちを彼女に贈ることが大切なんだよ」なんて言ってたし、お言葉に甘えて少しフトコロに優しい宝石を選ぼうかしら。

ついそんなラクな方へ流れる僕の悪いクセが出始めてきたところ、会社の先輩からはこんな話がありました。

「俺、今年で結婚10年目になるんだけど、その記念日にスイートテンダイヤモンドをカミさんに贈らなくちゃいけないんだ。10年も経つと、嫁は気持ちよりも内容を求めてくるようになるし、婚約指輪も少し控えめなものを贈っちゃったから、今回は豪勢なものを買わされそうだよ」

まったく笑えません(号泣)。このどこまでもリアルな怪談を聞いて、僕が「妥協しない婚約指輪選び」を誓ったのは言うまでもありません。

男性読者のみなさん、婚約指輪妥協の前科は10年後、倍返しじゃすまないかもしれませんので、どうかご注意あれ。
リングの素材や様々なタイプのダイヤモンドを案内してくれた「アレット」の寺下こずえデザイナー。ダイヤモンドには4Cの等級があるが、もしいくつか比べたなかで等級的に劣る方が美しく感じた場合などは、自分の目を信じて選んだ方がいいそうだ。ちなみにオーダーメイドは制作期間が1~2カ月かかるという

指輪専門店に来たのはいいけど…正しい指輪の選び方を知りたい!



2009年2月17日、お笑い芸人の劇団ひとりとタレントの大沢あかねが結婚。結婚会見では新郎から新婦に、なんと仮と書かれた紙の婚約指輪が贈られました。

本物の指輪を会見日までに用意できなかったことが理由だそうですが、ある意味世界にひとつの指輪をもらった大沢あかねは、ちょっと喜んでいたような。

僕もこの会見を見て、彼女にプロポーズする際はオリジナルリングなど、自分が最大限こだわった婚約指輪を渡したいと思いました。

そこで、まずは男性がこっそり指輪を購入したり、オーダーメイドをする流れを勉強するため、婚約・結婚指輪のオーダーメイドサロン「アレット」にお邪魔しました。

「男性がひとりで指輪を選ぶ場合は、まずは指輪専門店のスタッフに『彼女の体格』『手の大きさや特徴』『指輪のサイズ』『雰囲気』『色の趣味』『希望のデザイン』、そして『予算』を伝えましょう。そうすることで、既製品を購入する場合も彼女の雰囲気に合うようなものに候補を絞れますし、オーダーメイドの場合もイメージに近い完成品になると思います」

こう話すのは同店代表の寺下こずえデザイナー。サプライズの難関となる指輪のサイズに関しては、「こっそり彼女の指輪を拝借」「自分の指に彼女の指輪をはめて、どの辺まで達したかを覚えておく」などで想定し、多少大きめに作って、後日サイズフィッティングをするのがよいのだそうです。

さて、指輪専門店である程度、指輪の候補を絞ってもらったあとは、そこから男性本人が選りすぐらなくてはいけないわけですが、一般的に婚約指輪の宝石とされるダイヤモンドって、大きさ以外は何を基準に選んでいいのか正直悩ましいところですよね。

例えば家を借りる際、限られた家賃のなかで「広さ」「築年数」「駅からの距離」「日当り」といった条件に優先順位を付けて選びますが、実はダイヤモンドにも価格を左右する条件があるそうです。

それが、「カラット(〈重さ〉≒大きさ)」「カラー(色)」「クラリティー(透明度)」「カット(仕上げ方)」という4つの価値基準、すなわち「4C」。ダイヤモンドの価格はこれらの等級により決まるのだとか。

それでは、物件選びのように限られた予算のなかでダイヤモンドを選ぶ場合、「4C」のどの項目を抑えるべきなのでしょうか? 

「クラリティーは、一般の方が肉眼で確認できるほどの目立つ要素ではないので、それほど高いクラスにこだわらなくてもよいかもしれません。逆に、カラーはわりと目立ちますし、カットに関しては精度が高いものはダイヤモンドを大きく輝かせる効果があるので、ここは質を落とさない方がよいでしょう」

みなさん、ダイヤモンド選びのポイント、わかりましたか? ちなみに、女性にとっての婚約指輪とはウエディングドレスと同様女性の夢で、ダイヤモンドの大きさ、輝きなども自分のものとまわりの女性のものとを無意識的に比べてしまうこともあるくらい、こだわりたいアイテムなんだそうです。

我々男性陣の婚約指輪選びはまさに女性の夢を叶える作業。女性の本心を知ってしまった以上、できるだけ豪華な指輪を贈りたいものです。けど、それほどの余裕があるかどうかは。

近い将来、僕たちは彼女の喜ぶ顔と予算という「夢と現実」にはさまれる運命にあるのかもしれません。 結婚後、ずっと指にはめておく結婚指輪と比べると、
婚約の証である婚約指輪はどうしても一発勝負感があるものです。

その短い期間を、一生に一度の思い出とみなして指輪という形に残すか、
それとも別の形として残すか。

最近では後者を選択する女性も徐々に増えているようですが、
「アレット」の寺下こずえデザイナーからは
「女性は、婚約者との同棲などで相手の経済状況がわかると、
やはり高価な婚約指輪はねだれないという心理が働くんです」とのお話がありました。

婚約指輪を本当は欲しい。
けど、それ以上に家計を優先しなくちゃ。

多くの女性はこのような思いを抱いているのかもしれませんね。

このような発想の女性が増えた背景には、
長引く不況という時代的な要因もあるのでしょうが、
ここに結婚における「理想と現実」の一端を垣間見た気がします。

さて、既婚者のみなさんなかには、
結婚をして初めてわかった結婚における「理想と現実」が少なからずあると思うのですが、
それっていったいどういうことがあるのでしょう?

養う子どもの数などの経済的な問題?
もしくは「亭主関白がよかったのに」なんていう
奥さんとの関係性についての意見もあったり!?

そこで、今回はレポートの感想とあわせまして、
みなさんが経験した結婚における「理想と現実」についてご意見を伺いたいと思います。

もちろん独身の方からの投稿も大歓迎で、
将来ご自身が突き当たるであろうと想像する「理想と現実」を教えてください!

みなさんからのアツいご意見、ニガ~い思い出、
多数お待ちしております!

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