ファイナル婚活クエストOnline

第1回 ネットで出会って結婚はアリやナシや?

2009.06.10 WED

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撮影/熊林組 昨年めでたく第一子(跡継ぎ?)が誕生したS夫妻。今後の連載でも夫妻の体験談やアドバイスをご紹介しますのでお楽しみに

実際ゴールインした夫婦に聞いたネットで知り合って結婚ってどう?



どうやら世の中、婚活ブーム。妙齢の男女が、夜な夜な、あるいは週末ごとに、お見合いパーティやら合コンやら趣味のイベントやらで、熱いバトルを繰り広げていると風の噂に聞いています。

しかし初対面でガンガンいけるゆうきとこうげき力が、ぼくたち「主食はやくそう」の30代草食系魔法使いにあるのなら、そもそも現在の恋愛ステータス=彼女ナシなんて状況はありえないわけで。ほら、仕事だって毎日残業続きで忙しいから、婚活なんて無理だし。

かくなる上は、そうさなあ、ネットで?

というわけで、まずは実際にネットで出会って結婚されたご夫婦を直撃。伺ったのは東京都で3代続く畳店を営む、S夫妻(旦那さん36歳、奥さま34歳)。お二人は婚活サイト「エキサイト恋愛結婚」で知り合い、1年半ほどお付き合いしたのち2007年11月に入籍されました。

お二人が婚活サイトに登録したきっかけは?

夫「女性に出会う機会はあるにはあったんですが、結婚となると話は別で、家業のこととかを前向きに考えてくれる人がいなかったんですよね」

妻「私は女性ばかりの職場だったので出会いがなくって。でも、お見合いパーティに行くのも大袈裟だなと思ったので、その頃テレビで知ったエキサイトに登録しました」

当時はまだ婚活なんて言葉もなかったころ。抵抗はなかったんでしょうか?

妻「ありましたよお(笑)。『ネットで出会うなんてありえない』っていう空気だったので、周りにはナイショ。私自身も、サイトに登録しては違うなって思い2~3カ月でやめて、また登録しては数カ月でやめての繰くり返しでしたね。だいたい誕生日が来るたびに焦って登録してました」

では、具体的にはどうやってお相手探しを進めていったんでしょうか?

夫「最初は相手に求める条件のチェックですよね(※編集部注:エキサイト恋愛結婚の場合は、地域、年収、職種、体型、喫煙・飲酒の有無などの30項目でお相手を検索できる)。ぼくはウインタースポーツと映画が苦手なので、そういうのが好きな人以外で探しました。あとは住んでるところと、年齢が同じくらいってことですね。ぼくらがやってた頃は先に相手の写真を見て探せなかったからプロフィールと顔アイコンだけが頼りでした(※編集部注:現在はオプションで写真閲覧が可能)」

メッセージのやりとりをはじめると、いずれは会うことになると思うんですが、それに対しての不安はなかったんでしょうか?

妻「それはありました。でもやっぱりメッセージや電話だけだと自分の勝手なイメージが膨らみすぎて、当人とのギャップがすごい広がったりもしたので、だから早いうちにお試しで会った方がいいと思いました」

夫「そう、会ってみないとわからないことがいっぱいありますから。それに、もともと婚活サイトだから、お互い条件が気に入れば、会うまではそんなに大変じゃなかったですね。ぼくも妻も知り合うまでに、何人かと会ってますし」

なるほど。その辺は、お互い求めているのが「結婚相手」である婚活サイトにいるので、ユーザー同士の目的がハッキリしていてブレないと。

夫「きっかけがネットってだけで、実際に会ってからは普通のお付き合いですから、そんな特別なことじゃないですね」

妻「うん、気持ちが一緒っていうことの方が大事ですね。ただお互いの両親はびっくりしてましたけどね(笑)」

確かに、いくら結婚相手候補を条件で検索できるのがネット婚活のメリットとはいえ、そればかりが決め手というわけじゃなく、肝心なのは相性や気持ちだったりするのは、リアルと同じ。

もちろんあくまでS夫妻はネット結婚に成功したご夫婦で、なかには婚活そのものや、その後の恋愛や結婚に失敗した方もいらっしゃることでしょう。

でも、それすらリアルの恋愛や結婚と何が変わるというのでしょう。みなさんはどう思います? そして、あなたはネット婚活の世界に旅立ちますか? それとも。
エキサイト恋愛結婚会員の年齢別会員分布(2008年11月。単位はパーセンテージ)。分母は男性7330名、女性16300名。35才を過ぎる前に始めた方が、選択肢がままだまだたくさんあるのかも

サイトを通じて知り合って結婚ネット婚夫婦はどれくらいいる?



人生のパートナーが欲しい。

思えば恋愛のフィールドで選ぶのは、常ににげるコマンド。もしくはおのれのけいけんちやHPをかえりみないたたかうの連打。その結果、負けが続いて、やがて彼女の作り方が思い出せなくなってしまいます。

これじゃあ、出会いのきっかけがあっても、チャンスをモノにできるはずもありません。

現在マスメディアを中心に婚活がブームだと騒いでいますけど、実際に世の中の結婚適齢期の男女はパートナーがいるのか、いないのか?

2005年の国立社会保障・人口問題研究所の第13回出生動向基本調査(独身調査)によれば、「交際している異性はいない」という18~34歳の独身男性がなんと半数以上。全体の52.2%にも及ぶのだそうです。

これは「婚約女性がいる」人(2.9%。少なっ!)や、「恋人として交際している女性がいる」人(24.3%)をはじめ、「友人として交際している女性がいる」人(14%)すら除いた数字ですから、つまり(ゴクリ)おそろしいことに、女友達すらいない男がいーっぱいいるのです。

うーむ、こうなったら最後の手段。ネットでの婚活はどうか? ネットなら条件を選べるだろうし、自分のペースに合った活動ができそうだし。でも、その前にネット婚って、そもそも「ある」のか。その数は? 増えてるの?

ゼクシィ結婚トレンド調査によると「出会いのきっかけがネット」だったという人が、この7年間で平均4.7%いたそうです。また、エンジニア系の既婚者に限ったアンケートですが、リクナビNEXT Tech総研の調べでは、全体(600人)の5.7%が「出会い系サイト」で知り合って結婚しているようなのです。

また、前出の第13回出生動向基本調査(夫婦調査)の「出会いのきっかけ」調査では、「その他」という項目がここ十数年で2%(1992年)から6.8%(2005年)と3倍以上もの伸びを示しています。もちろん、まだ「ネットで知り合った」という項目がないんですが、この中に含まれていることは確かといえるのではないでしょうか。詳しい調査が待たれます。

ここで、以前「ネット婚」にまつわる記事を公開した時の読者からのお便りを紹介します。

「結婚式の司会業をしていますが、ここ8年で5組ほどネット婚の夫婦がいらっしゃいました。一口にネットと言っても、チャットで出会った人、出会い系サイトの人、お見合いサイトの人などさまざま。そんな当人同士を実際に見てきた私としては、雰囲気もいいしアリだと思います」(鹿児島県/crystyさん/40歳)

「私たちはネットで出会い、結婚した夫婦です。合コンでの恋愛も、もともと知らない人同士での出会いですし、ネットはその出会いの場が広がっただけです。出会いがないって言っている人は自分の周りだけしか見ていないのでは? ネットは出会いが全国に広がりますよ」(長崎県/はなこさん/30歳)

なるほど。確かに統計だけを見ると決して多いとはいえない数字ですが(いや、全体の5%って随分多いかも)、こうして読者の体験談や、筆者のまわりの話を聞いていると、実際はもっと多いのではないでしょうか。

いずれにせよ「みんながやってるから、ネット婚活オススメですよ!」といいたいわけではなくて、ネット婚が実際にあって、しかも今後は増えることはあっても減ることはないでしょうと。

ゆえに人生のパートナーが欲しいと切実に願っていながらも、リアルでは手詰まりな人にとって、やり方さえ間違えなければ、ネットはひとつの可能性である、といえるのではないでしょうか。

まだ見ぬネット婚活の大海原へ、思い切って旅立ってみます? というわけで、ネット婚活連載の第1回として、
実際にネット婚をしたご夫婦の生声と、
かつて「ネットの常識・非常識」の第7回で
取り上げた「」から
現代日本の出会い事情についておさらいしてみました。

いかがでしたか?

そもそも、ネット婚活については
その是非を問う声も根強いのですが
当連載では、あくまでマジメな出会いのレポート、
ならびにハウツーとして鋭意取材、執筆を行う予定です。

また、今回ご登場いただいたS夫妻をはじめ
当サイトに寄せられた読者の声など、
実際にネット恋愛やネット婚をされた方の体験談を
今後の連載でもどんどんご紹介してまいります。

もちろん、この記事に関するご感想をはじめ
ネット婚活への質問や、取り上げてほしいテーマ、
ネット婚先輩夫婦からのアドバイス、失敗談などなど
ございましたら、どしどし下記フォームからご応募ください。

次回は、まずネット婚活を始めるにあたって
ネット上には「どんな婚活サイトがあるのか?」
また「どんなサイトだと安心して利用できるのか」などについて
お送りする予定。

というわけで、次回もお楽しみに!

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