富士山頂の酸素濃度は地上の半分

登山シーズン前に要チェック「高山病」の傾向と対策

2009.07.09 THU



写真提供/時事通信社
富士登山解禁と同時に本格的な登山シーズンが到来。なまった体に活を入れ、仕事とは違う達成感を味わうべく、今年こそ富士山に挑戦だ!と決意したはいいものの、高所登山につきものな高山病がちょっと不安なんですが。

「標高が高いところは低圧、低酸素状態。そのため一般的には3000m以上、中高年では2000m以上の場所に行くと脳が酸素不足になり、頭痛や吐き気など、山酔いと呼ばれる症状が見られることがあります。まさに二日酔いと似た症状ですね。まれに脳浮腫、肺浮腫という脳や肺に水がたまる症状をともない、死に至る場合もあります」(日本旅行医学会・篠塚 規医師)

こ、怖い! 富士山の標高は3776m。酸素濃度は地上の半分だそう。となると、登山ビギナーの私には無理でしょうか?

「大切なのは予防策です。普段から運動を心がけ体力づくりをしてから出かけること、水分を十分に取り、脱水症状を防ぐこと。頭痛防止に効果のあるダイアモックスという錠剤の服用もオススメしています」(同)

また、若い人ほど体力に自信がある分、ハイペースで登るため、急激に症状が悪化する場合もあるとか。ゆっくり無理せず、マイペースで登ることも大事なんですね。そういえば、近年サッカーW杯でも標高に関する問題が発生しましたよね。

「南米ボリビアのホームスタジアム、エルナンド・シレス競技場は標高3650m! そのため対戦国はいろいろな高地対策を立てて試合に挑みますが、強豪国でもあっさり負けてしまうことが多い。そのせいもあってか、FIFA(国際サッカー連盟)は2500m以上の高地での国際試合を禁じることに。それを聞いたボリビア側がそれではホーム&アウェーの意味がないと猛反発、撤回されたんです」(某サッカー誌編集部)

確かに、山酔い状態でプレイするのは、高地に慣れない選手には相当な負担のはず。それでも走り続ける彼らの心意気には、頑張る勇気をもらえます! よ~し、私も今年は富士登山を目指すゾー。


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