ファイナル婚活クエストOnline

第5回 読まれるメール、返事が来るメール

2009.08.12 WED

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「ヤフー縁結び」では「新しく入会した会員」「新しく写真を掲載した会員」の検索ができるため、より婚活に対してモチベーションが高い人を絞り込むことが可能。また「エキサイト恋愛結婚」でも検索結果を「最近アクセスした順」や「最近入会した順」で表示することができる

転職のプロに聞く、返事がもらえる「はじめましてメール」2つのポイント



「いやあ、気になる何人かにメールを送ったんですけどねえ、返事が返ってきた試しがないんですよ」

そう肩を落とすのは、齢34にしてサイトでネット婚活を始めたR25.jp編集部の担当デスク。例えば婚活サイト「エキサイト恋愛結婚」の会員2万8952人のうち、男性8540人に対し、女性2万412人(2009年7月30日現在)と一見男性の売り手市場なんですが、現実は人気の女性にメールが殺到して返事すらもらえない男性だらけの模様です。

でもこの状況って何かに似てません? そう、エントリーメールを送りまくったのに色よい返事がまったくもらえなかった転職活動に、です。ならば転職のプロに、うまいエントリーメールの書き方を教えてもらえば、婚活にも生かせやしないか? というわけでうかがったのは、リクルートエージェント。転職セミナーの企画や講師を務めるキャリアアドバイザーの上野昌史さんの登場です。

「求人に対しての応募、つまりエントリーメールを出す際に重要なポイントは2つあります。ひとつはまず『読んでもらうこと』。そのうえで『返信をもらう、興味を持ってもらうこと』です」

ふむふむ、そのためには?

「まず、前者ですが、結局どれだけ時間をかけて一所懸命良い書類を揃えても、企業に読んでもらえないことには意味がない。ほとんどの企業では採用スケジュールが設定されていて、『いつ』までに『何人』採用する、という計画のもとで動いています。そのスケジュールに乗り遅れて応募が締め切られてしまったら、いくら後からいい人が応募してきても、採用はしてもらえないんです。そして、これは婚活女性の心持ちにも通じるところがあると思うんですが、転職では企業側は募集を開始した時点が、採用に対するモチベーションがもっとも高いので、最初の方に届いたエントリーほど真剣に読むんですよ。だから読まれるためには求人が出てすぐ、あるいは我々が求人を案内してからすぐにエントリーすることが肝心なんです」

なるほど。求人が出てすぐ=女性がプロフィールを出してすぐ、と考えれば同じ。どんな内容であれ絶対に読まれるのは1通目のメールで、それが数通目、十数通目、数十通目となるにつれ、徐々に読まれなくなっていくと。

「応募が遅れると、企業側もすでに何人かのレジュメを見て目が肥えているので、それだけ書類選考に通過する可能性も低くなります。なので募集開始直後の、企業の採用意欲が高く、求職者の転職意欲も高い、お互いにホットホットの状態が理想的です。双方がこの状態で動いたとき、転職の成功率がもっとも高くなるんですよ」

就活も婚活も、スピードが肝心、と。では、最初のメールを読んでもらえたとしても、そもそもの内容がダメだったら、返事は来ないですよね。「自分に興味を持ってもらい、返信をもらう」ためにはどういうメールを?

「就職活動でいえば、『自己分析と企業研究』の段階に似てますね。まず応募企業のことをしっかりと理解する。この会社はどんな会社で、今どんなことをやろうとしていて、だからどんな人材が必要なのかと。次に、そこに自分はどうあてはまるのかを考えます。自分自身をひとつの商品と捉えて、『どんな切り口で自分の良さを伝えれば、相手が欲しがってくれるか』を考えます。それを考えずに、自分のありのままをアピールしたのでは、相手に自分の魅力が伝わる可能性が非常に低くなります」

確かに。それは婚活も同じで、「自分はこんな良い人です。興味がある人だけ返信してください」というメールでは永遠に返信はもらえなそうです。でも、具体的にはどうすれば?

「相手のプロフィールを読んだうえで、必ずそれに対応した内容で書くことです。相手のどこに興味を持ったのかや、どこに共通点があるのかなどを盛り込みます。女性にあてはめると『理解』と『共感』にあたるんでしょうか。このとき、必ずしも相手を褒める必要はないと思います。このファーストメールで興味を持ってくれた方は、必ず返信する前にあなたのプロフィールを読みに来ますから、それと一貫性のないメールを書かないように注意が必要です」

最初のメールが読まれて、せっかくこちらに興味を持たれたのに、プロフィールを見たらメールと印象がまったく違ったら、「あ、やめとこう」っていうケースもあるかもしれませんね。

というわけで、返信率を高めるファーストメールについて、転職活動に婚活のヒントを求めて専門家に聞いてみました。つまりお互いやる気が高まった状態=意気投合しやすい状態で相手にアピールするには、スピードが大切。そのスピードを追求するためには、常に自分も婚活希望女性の動向に目を光らせておくことが必要かもしれません。

好きなときに自分のペースで婚活ができると始めてみたネット婚活ですが、意外にもサイトでも迅速さが求められる。うーん、「早い者勝ち」な現実の恋愛に近い場所だったりするのかもしれませんね。
「エキサイト恋愛結婚」の女性会員のメール受信簿。このサイトの場合、受信一覧では、メールの1行目しか表示されないため「○○さん、はじめまして」という書き出しだとハッキリ言って埋もれます

恋も仕事ものんびり構えていてはダメ ネット婚活の「メール大戦略」とは?



人気の高い募集には、書類選考が通らない可能性が圧倒的に高い。

それは何も就職活動の応募だけではありません。ネットでの婚活とて同じ。「最近、女性の間で婚活がブーム」とマスコミでは報道されていたり、婚活サイトの入会者数も女性の方が多かったりするんですが、ならばと入会して男性側から「はじめまして」メールを送ってみても、ナシのつぶて。

こりゃ、どうすりゃいいんだい? と途方に暮れても仕方がありません。そこで「自分を売り込む」という点では婚活と就活は同じかも、という狙いのもと転職のプロであるリクルートエージェントの上野昌史さんに泣きついてみました。

上野さんによるとポイントは2つ「企業の求人募集が開始(=女性のプロフィールがアップ)されたらすぐに応募する(=メールを送る)」「企業の募集要項(=女性のプロフィール)をしっかり読んで、自分が企業に提供できること(=相手との共通点)を見つけてうまく伝えること」。

じゃあ、自分にぴったり合った理想の相手を丹念に探し出し、気合を入れてファーストメールを書けば、おのずと道は開けると?

「いやあ。転職でもそうなんですが、世の中にあるありとあらゆる会社の中から、サイトの情報だけで判断して、自分に合ったピンポイントの1社を探してそこに応募するっていう、いわゆる『一球入魂』の考え方だと、なかなかうまくいかないと思うんですよ。それはたぶん婚活も似ていて、自分の理想にぴったり合う人だけにピンポイントでアプローチしても、もともと競争率が高いのでなかなか返事がもらえないと思います」

えーと、じゃあ、どうしたらいいんですか?

「これは求人サイトとまったく同じだと思うんですが、婚活サイトでアプローチできる人というのは、『今この時期に婚活への意欲が高い人』だけですよね。で、そういう婚活希望者というのはどんどん入れ替わる。サイトにプロフィールを載せたら応募があって、やがてカップルになって消えていって、また新しい人が入ってくる。だから、返信をもらう率を高めることのみを追求するなら、新規に登録した人だけを狙い打ちで毎日何十通のメールをどんどんフローで送り続けていくというのは、ひとつの手だと思います」

効率だけを考えたら機械的に進めるのもアリだと。でも、そうなるとまるで即決オークションのようによりスピードが肝心になってくるわけですよ。てことはいちいち相手に合わせたメールを用意するのが大変な気も。

「なので転職では、ある程度応募書類のひな形は用意しておいて、その一部を企業に合わせて書き換えていくようにアドバイスしています。もちろんスピードと量の戦略をとる一方で、登録してしばらく経った求人を検索して、自分にとって本当に合うピンポイントの求人も探し続けます。また、中には募集要項の書き方や、自社アピールがうまくなかったりする求人もあるので、これらは競争率の低い『穴場』の場合もあります。なので、『フロー』と『一球入魂』、この2つの戦略の併用が、婚活にも応用できると思います」

確かに、婚活サイトに登録したばかりの女性は婚活への意欲も高いでしょうから、登録した直後に届いたメールはもれなく読んでもらえる可能性が高そうです。反面、一球入魂は、登録してしばらく経った女性も検索するので、そんなにライバルがいない可能性がありますが、本人の婚活意欲が低いかも。

「転職では『いい求人があったらエントリーしてみよう』とのんびり構えていてはうまくいかないんですよね。時期を決めて計画を立てて進めることと、1社だけに絞るんじゃなくて、なるべく広く数社を同時に応募してみて、書類選考で受かったものの中から、あらためて選んでいくというスタンスが重要です。また、常に何社か受けている状態を作っておいた方が、自分の就活に関する意欲も常に前向きですし、スキルや勘も冴えてきます」

婚活でもある程度期間を区切って、その間にいろんな人にアプローチしていく!って決めた方がいいかもですね。そうしないと精力的に活動している人に素早くさらわれちゃう、と。
みなさんも、この夏は一念発起して「来年の今ごろは誰かと結婚する!」。それくらいの気概でがんばらないといけないのかもしれませんよ! そもそも、「いつでも、自分が好きなときに活動できるから」
という部分にメリットを感じて始めたネットでの婚活。

でも、いざ蓋を開けてみたら
現実の婚活とほとんど変わらない
「イス取りゲーム」の面が多々あるようです。

忙しいといっても、本当に結婚したいのなら
手間や時間を惜しんじゃダメってことですよね。
やっぱりある程度期間を区切って
その間は婚活に集中するという
目標を立てないといけないのかもしれません。

となると、うちの絶賛婚活の壁に突き当たり中の
デスク青山(34歳)の締切もこの連載の予定を考えると
10月くらいまでには何かご報告できるような成果がないと
読者のみなさんへの示しがつきません。

デスクとして! いや、男として!!

というわけで、うちのデスク青山同様、
ネット婚活の壁にぶつかっている方がいらしたら
以下の投稿フォームからどしどしご応募ください。

次回は、そんな迷えるネット婚活チャレンジャーのみなさまの
大QAスペシャルをお送りしようと企んでおります。

では、ポイントはお盆明けですよ! お忘れなく!

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