愛知県と福島県はマヨネーズ添え!

トコロ変われば具も変わる!?“冷やし中華”今昔物語

2009.08.06 THU


夏の定番文句「冷やし中華始めました」。じつはコレ、中華を名乗りながらも日本人の発明品なのをご存じだろうか。発祥の地として有力なのは、仙台の中華料理店「龍亭」。その誕生はいったいいつごろなのか?

「昭和12年です。メニューが温かい料理ばかりだったため、夏になると売り上げは減少。その対策として、ざるそばをヒントに元祖冷やし中華を考案しました」(「龍亭」四倉友香理さん)

できあがったのは、鶏ガラスープに醤油と砂糖、食欲増進のための酢を加え、冷やした麺、チャーシュー、トマト、キャベツ、薄い輪切りのキュウリとニンジンを入れた一品。さらに、具が千切りになったのは戦後のことで、時を経て千切りのハムとキュウリ、錦糸卵、トマト、紅ショウガにカラシを添えた現在の冷やし中華に至ったわけだ。

ところで、このスタイルは日本全国共通なのか? リサーチを開始すると、具材にはモヤシやクラゲなどが加わるほか、海沿いでは海産物がどっさり、なんてこともあるらしい。また、関西以西では冷やし中華と呼ばず冷麺と呼ぶのが一般的とか。

しかし、なかには不思議な情報も。愛知県と福島県にのみ、マヨネーズをかける習慣があるというのだ。名古屋出身の友人いわく、これは愛知県を中心に展開するファストフードチェーン店「スガキヤ」の文化だという。でも、なぜマヨネーズを?

「冷たいラーメンを発案した昭和32年ごろ、冷やしたスープの魚介くささを消すためにマヨネーズを溶かしこんだのです。その後スープが変わったのでマヨネーズを入れる必要はなくなったのですが、お客さまの要望により別添えすることにしました」(スガキコシステムズ広報・吉田学さん)

とはいえ、福島県に「スガキヤ」はない。同社が調査したところ、福島県でなぜマヨネーズを添える習慣があるかの真相は不明だとか。そこで、この謎は皆さんへの夏休みの宿題にしたいと思う次第。とくに福島県出身の方々、よろしくどうぞ!


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